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【50代ファッション】岡本敬子さんの愛する鎌倉。カフェ&レストラン3選

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旅を愛する服飾ディレクターの岡本敬子さん。岡本さんが今年発売した「好きな場所へ自由に行きたい」には、北は北海道から南は鹿児島まで、岡本さんが愛する日本各地の美味しいお店や見所の紹介がたくさん紹介されています。さらに旅の達人・岡本さんならではの、旅先でも心地よく過ごすためのおしゃれTIPSも満載です。ページをめくるたび、その土地の匂いまで香り立つような内容は、なかなか自由に旅にいけない今、お家で旅気分を味わうのにぴったりです。
今回は「好きな場所へ自由に行きたい」から、岡本さんおすすめの鎌倉のショップをご紹介します。

神奈川県立近代美術館の脇から海へと続く、岡本さんお気に入りの小道。

「かつて9年ほど住んでいた街は、地図を持たず歩けて、裏道だって分かる。 お店、風景、道はどんどん変わってきてはいるけれど、いつ足を運んでもすっと気持ちが馴染みます。鎌倉のいいところは、海と山どちらもあるということ 愛する海はもちろん、緑の中を歩くこともできる。季節の移ろいを感じられる鎌倉は季節ごとに足を運びたい場所。何よりも、住んでいた頃から仲良くしている友人のお店に顔を出して、他愛もない話をする時間がとても大切です」


 


鎌倉のカフェ文化を担う名店
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ

26年来のお付き合いとなる岡本さんとオーナーの堀内さん。
「café vivement dimanche」神奈川県鎌倉市小町2丁目1−5 TEL:0467-23-9952

「鎌倉といったら欠かせないのが〈カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ〉。堀内くんとのお付き合いはもはや何年になるんだろう!? いつ会っても久しぶりという感じはしなくて、お店はもちろん、彼の生き様が大好き。堀内くんは“武将”なんです。ずっと長年彼やお店を見てきましたが、やると決めたら必ずやる、有言実行の人。軸がブレることなく、自分がこうだと思う道をしっかりと歩いていく人。奥さまの千佳さんがまたチャーミングな面白い人で、大好きな夫婦です。お店には店主の人柄がそのまま表れると思うのですが、武将な彼そのままのお店はずっとブレることなく変わらない。いつ来てもほっとできるお店です」

 

地元で愛される人気のイタリアン
オステリア コマチーナ

Osteria Comacina 神奈川県鎌倉市小町2-6-12 KUSUNOKI443 1F TEL:0467-23-2312

「住んでいた頃に比べてお店や道はだいぶ変わりましたが 、9年くらい住んでいたので地図なしでも歩くことができる鎌倉。まだ裏道だって覚えてます。古道具屋さんに立ち寄ったり、思うままに散歩しながら〈コマチーナ〉へ。移転前から通っていて、鎌倉に来たら、ランチかディナーは必ずここ。美味しいイタリアンが食べたいなぁと思い立ち、ここを目指して鎌倉に行こうと決めることもあるくらい。ソムリエの春日くんが選んでくれるワインは本当に美味しい。ちょっと希望を伝えただけで、きちんとその時の好みや気分に合ったワインを出してくれて、これがプロの仕事だなぁと感心してしまいます。ランチに行くことが多く、明るいうちから美味しいワインを飲んでのんびり過ごします。たまにディナーの時は、帰り道を気にせずにワインを飲み、大船駅でビジネスホテルに泊まることも。そういう時は、翌日のランチでももう一度〈コマチーナ〉へ(笑)」(編集部注:ソムリエの春日さんは2020年いっぱいでお休みに入られる予定)

 

鎌倉の農協連即売所内にある小さなデリ
DAILY by LONG TRACK FOODS

岡本さんが必ず買うのがお店の看板メニューでもあるピクルス。他にも、農協で買った新鮮な野菜と一緒に食べられるディップやドレッシング、スコーンやクッキー、パウンドケーキといった焼き菓子など、ホームメイドにこだわった商品が揃う。「DAILY by LONG TRACK FOODS」神奈川県鎌倉市小町1-13-10 鎌倉市農協連即売所内

「鎌倉に足を延ばした時に必ず立ち寄る場所の一つが『LONG TRACK FOODS』。現在の鎌倉市の農協連即売所内に移動する前から通っていて、オーナーとは文化服装学院からのお付き合い。ということは、もう30年以上のお付 き合いということ! 月日が流れるのはあっという間……。私は、ピクルス、パイナップルケーキ、スモークチーズ、蜂蜜、ディップなどを必ず買っています」

地元に愛される名店が残る鎌倉。岡本さんオススメのお店に、いつか足を運んでみたいですね。また、鎌倉以外にも東京、盛岡、山形、鹿児島など全国の岡本さんオススメショップが紹介されている書籍「好きな場所へ自由に行きたい」。こちらもぜひお手にとってみてくださいね。

岡本 敬子

アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun

『好きな場所へ自由に行きたい』
岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)

旅を愛し、暮らすように旅をする服飾ディレクターの岡本敬子さん。北海道や山形、鹿児島などの国内から海外まで、岡本さんがこの土地で必ず訪ねてしまうというスポットや、旅の愛用アイテム、バックパックの中身、旅のコーディネートなど、参考になる情報が満載!その土地の香りまで香り立つような内容は、旅好きな人にも自宅で旅気分を味わいたい人にもおすすめ。ステイホーム期間を経て、旅が人生においてもたらしてくれるものに気がついた私たちに、必見の一冊です。


 

前回記事「【50代ファッション】岡本敬子さんの愛用バックパックとスニーカー」はこちら>>

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