時代は絶えず変化していることを忘れないで！

あらゆるつながりが絶たれ、『新しい生活様式』などという言葉も生まれた2020年。コロナ禍が続く中では“この生活はいつまで続くのか”ということばかり考えてしまいますが、運を掴むにはもっと先に目を向けるべきといいます。

「人間って、何かが変わるとそれが永遠に続くように思ってしまうのだけど、決してそうではないんです。たしかに今年は、目の前のことに対応するだけで誰もが精一杯。仕事など大きなものを失って“もう終わった……”なんて気持ちになってしまった人も多いでしょう。でも時代は、今この瞬間も変わり続けているということ。歴史を顧みれば、これも区切りの一つに過ぎないんです」

というのも水晶さんいわく、この数年は世の中が大きく変化する時代。世界中にコロナの激震が走った2020年も、星回り的には“変化の入口”なのだといいます。まだ変わっちゃうの⁈となんだか気持ちが追いつきませんが、変化の入口とは、つまりどういうことなのでしょうか。

「2020年の年干支は庚子（かのえね）。『庚』は金性の気で、“スパッとした切れ味”で物事が変わるんです。例えば関ヶ原の戦いが起きた1600年も、今年と同じ“庚子”。この時だって、戦に決着がついてこれからは徳川の時代だということは決まったけれど、幕府が開かれたのはそこから3年後、大坂の陣で豊臣家が滅ぶまでにはさらに十数年かかっている。時代の変わり目というのはその変化が大きければ大きいほど、完全に変わるまでには長い時間がかかるものなんです。2020年はいわば“新しい世界への第一歩”みたいな年で、終わるものもあれば、ここから始まるものもある。今年起きたことから向こう何十年、何百年のだいたいの方向性が決まっていく、ということですね」

2021年の年明けまでは#stayhomeで！

「来年こそいい年にしたい！」という思いは、世界中の人々に共通するもののはず。では新しい年を迎えるために残り2か月をどう過ごすべきか。うかがうと、思わぬ警告が！

「オリエンタル占星術には【七曜陵逼（しちようりょうひつ）】という期間があり、これは“すべての人に当てはまる、運気に波乱を呼び込みやすい危険な時期”のこと。長さや回数は年によってまちまちですが、2020年は例年に比べてすごく多くて、全部合わせると3か月近くあったんです。とくに1～3月はずっと七曜陵逼が来ていて、これはちょうどコロナ感染拡大の時期と重なっているんですね。

その2020年最後の七曜陵逼が、12月8日から始まります。七曜陵逼の期間で大切なのは、とにかく慎重な行動を心掛けること。12月22日には20年ぶりのグレート・コンジャンクションもありますしね。社会情勢が大きく動くと思うので、羽目を外すような行動や思い切った決断は、七曜陵逼が終わる来年2021年の1月3日まで、星まわり的にはもう少し先、成人の日を過ぎる頃までは控えたほうがよいかもしれません」

次回はいよいよ2021年の大予測！
水晶玉子さんの2021年占いは11月4日（木）公開予定です。
どうぞお楽しみに！

 

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第２回「心理占星術家・鏡リュウジさんに聞く「占星術の魅力」と本場イギリスでの学び」＞＞
第３回 「私が電通から占星術家に転身した理由と200年ぶりの大変革「風の時代」【Keiko】」＞＞
第４回 「食べ方を変えたら、生き方も変わる」。風の時代に運を開いていく食べ方とは？　【開運ごはんレシピ付き】＞＞
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第７回 「自分の言葉で語ることが「風の時代」を生き抜く前提【占星術家・新里ひろきさん】」＞＞
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