「これから2023年までの数年の間に行われるのは、約200年続いた、モノとお金に象徴される“地の時代”の総括ですね。これは決してモノづくりが廃れるとかいうことではなくて、モノを所有することにあまり価値がなくなっていく、世の中の重要とされるものが変わるということ。産業革命以降の資本主義経済や“大量生産・大量消費”の風潮、便利至上主義といった価値観が一度リセットされるタイミングなのだと思います。

実際、自粛期間で“今までちょっと働きすぎだったな”と気付いたり、人生で本当に大切なものって何だろう、といったことを改めて考えた人は多いと思うんです。人間らしさを取り戻したというかね（笑）。もちろんコロナは早く終息してほしいけれど、じゃあまた以前と同じ社会に戻るかといったら、そうではないですよね」

また“革命の星”といわれる天王星が、ちょうどこの2026年まで、食や経済を象徴する牡牛座に居続けるというのも興味深いですよね。

「“革命”の天王星のおかげで、食品の保存方法や輸送システムといったものはこれからもどんどん進化しそう。コロナ禍では、普段はレストランだけに卸される高級食材が、自粛のあおりからスーパーなどにも出回って安い値段で楽しめた、なんてこともありましたよね。そういうイレギュラーなことから新たなつながりが生まれていきそう。テレワークもだし、最近では“脱ハンコ”の動きもそう。変えなきゃと思いつつできていなかったことに手がついたでしょ？　2020年は確かに異例中の異例だったけど、そう考えれば決してマイナスばかりじゃないんですよね」
 

「どう変わりたいか」が開運のカギに

「世の中、何が起こるか分からない」という言葉を噛みしめた2020年でしたが、2023年から先も、誰も想像したことのない世界がやってくることだけは間違いなさそうです。そんな激動の時代をどう生きるか？ 水晶さんは変化を喜ぶこと、よくなると信じることが大切だといいます。

「どんな新しいものが生まれ、何が起きるかは誰にも分からないけれど、人々の意識が変わっていくのは確かですね。それをみんな恐れるのだけど、でも生まれた時から振り返れば、世の中も自分自身もずっと変わり続けているんですよ。だから変わることを恐れずに、“自分はどう変わりたいか”“世の中をどう変えたいか”を考えながら生きていくのがいいと思うんです。

水瓶座は連帯やコミュニティを司るので、新しいつながりが生まれる反面、どこか周囲に流されるようなところがあるんだけど、一方、水瓶座のオポジション（180度）に位置する獅子座が象徴するのは個性。だから“みんなと同じに”の中に埋もれないで、むしろ自分の個性や意思を大事にすることも意識して。それこそ自粛中に新しい自分を発見した人は多いはず。意外と在宅勤務が性に合っていたり、今までしていなかった料理にハマったりね。そういった気付きは、きっとこれからを生きるうえでのヒントになると思いますよ」

 

 

第１章「水晶玉子の当たりすぎて怖い2020年予測を振り返り！「現実が想像を超えていった一年」」はこちら＞＞

第２章「​驚異の的中率・水晶玉子の2021年大予測！キーワードは「つながりの結び直し」」はこちら＞＞