スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

ウォッシャブル、という正義。ミラオーウェンのミルク色ニット_img0

私が愛用しているブランドは、イージーケアのものが多くて、ものすごく助かっています。もちろん時間がないときはクリーニングに出す場合もあるけれど、特にニットは、ドライクリーニングだと、質感が硬くなる気がして。石油系の臭いも苦手。正直、ドライ表示のカシミヤも自分で洗ってしまいますが(笑)。そう、カシミヤは獣毛なので、自分が使っているシャンプー&コンディショナーを一緒に混ぜて、ぬるま湯に溶かし、丁寧に手で洗い、押して脱水し、平置き陰干し――で充分。まあ、けれど、オフィシャルに「ウォッシャブル」と表示があるものは、安心ですよね。

 

最近手に入れたミラオーウェンのミルク色のニット。ふわっと柔らかくて身体のラインを拾わず、ちょうど良い「今っぽさ」がある1枚。別ブランドのニットパンツとゆるっとコーディネートしたり、もちろんデニムと合わせたり、プリーツスカートともスタイリングできちゃう、パーフェクトなニット。ミルクのような、甘くて柔らかで暖かな白は、顔映りを華やかに見せてくれるし、着ている自分も「甘くて柔らかで暖か」に見える気がして、寒さが厳しくなるこれからもヘビロテするだろう、と確信しています。

けれど、この白。そう、袖先や襟裏、裾などが汚れてしまうのでは? カレーうどんをどうしても食べなければいけないシチュエーションになるんではないか――とおびえていましたが、「洗える」とお墨付きなので、安心ですね(笑)。

ワンピースなんかも「マシンウォッシュ」と表記されているものもあるし、「買う基準」にはなっている気がします。あ、クリーニング、手洗いの頻度。よく聞かれますが、ニットはシーズンに1度くらい。ワンピースも4回着たら。コートに至っては、ブラシで汚れを落とし、風通しの良いところできちんと乾かしたら、クリーニングに出さない場合も。どのくらいそのアイテムを使ったか、で判断しても良いと思いますよ。

ウォッシャブルって、新しい日常の正義ですね!
 

大草 直子

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マルニのベストを羽織れば、きっと来月半ばまではいける! スウェットはユニクロ。スニーカーはナイキ、バッグはアライアです。
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関係ありませんが、誰かの視線を感じました(笑)。絶対、家族の近くにいる。時には遠く(笑)。でも、必ず見えるところに。
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畦編みも良い感じ! リブよりも身体のラインを拾わず、フォルムにもふっくら感が出ます。


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