スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

レザーのライダースが好きです。エレガントでいながらワイルドで。女性らしくありながら、最高にマスキュリン。しかも、どんな服にも似合うし、季節と季節の間の繊細な時間を、おしゃれに過ごさせてくれる。そしてそして、これまでも何度も言っていたことですが、レザーは、最初に着たその日が一番若く、着続けるたびに、味と面白さを増していく。「年を重ねること」が楽しく価値のあるアイテムなのです。

 

というわけで、今この2着と共に、私も育っています(笑)。実はね、4着もっていたの。15年くらい前に買った、ラ フォンタナ マジョーレのオリジナルと、8年くらい前のバレンシアガの1着。そして、アッパーハイツとチンクアンタ。ラ フォンタナ マジョーレのジャケットは、長女の日南子が愛用中。私が育てあげた、くったりとした1枚を、ストリート風にコーディネートしています。バレンシアガのレザーは、牛革でかなり硬く、しかも私には似合わなかったので、友人に譲りました。

今は、シルバーの金具、そして柔らかなレザー、ウエストのベルトもないから、シンプルに軽やかに着られるアッパーハイツと、かなり本格的な「ごつさ」が魅力で、ゴールドのリベットやファスナー使いが華やかなチンクワンタ。その日の着こなしや、気分によって着分けています♡

本格的な冬まであと半歩くらいのこのタイミング。毎日のように、ライダース着ています!

いつか、と思うなら「今!」と言いたい。というのも、早く手に入れて、自分の肌に体温に、そして輪郭に「慣らしてほしい」と思うので!
 

大草 直子

ジルサンダーに、アッパーハイツのライダースを羽織って。小さなバッグはピエールアルディ。大きなバッグは、ジャンニキアリーニ。
これ、4年前(笑)。人に譲ったバレンシアガ。似合わなくて、羽織るしかなかった(笑)。
アッパーハイツを、グッチのスカートに重ねて。バッグはフィリップリム。
佇まいの違う2着。しばらくはこれで良いかな。

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