タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【仕事にまつわるお悩み】

職場の人間関係と、家事育児(子どもは長女10歳・長男7歳)と仕事の両立に悩み、体調を崩して、今仕事を休職中です。このまま、辞めてパートやアルバイトで、子育て家事を中心にやっていく方が、家庭的には安心して家族が過ごしていけるのは、分かっているが、本当に公務員を辞めて良いのか、悩みます。

今の職場には、まだ私をいびったり、悪い噂を流す人が複数残っていて、まだ数年異動しそうになく、復帰しても狭い世界なので、また職場が一緒になる可能性はあります。

そういう事もあり、収入が激減しますが、気楽なアルバイトやパートで、足りない分を補足的に稼いでいく方が良いのか……。心の安定を第一に考えたい気もしますが、甘い考えなのか、と思ったり……。しかし、元の職場に戻ることを考えても、やる気になれず、モチベーションも上がりません。どうしたら良いのだろう?と、半年ほど考えています。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
一年前くらいから

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
自分の不器用さ。人間関係に対して、ストレスを溜めやすく、生真面目で完璧主義の性格から、スストレス発散が下手。年上の女性から嫉妬されやすい。男性との方が、余計な気を使わなくて、気が楽で仕事がしやすい。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
安心して、毎日生き生き過ごしたい。
(ニコりん・46歳・公務員)
 


せっかくの職業なので、まずは異動の打診を


ニコりんさん、お悩みを寄せていただきありがとうございます。職場の人間関係で深く思い悩まれているというのが伝わってきました。

このお悩みは、家事育児と両立してからしんどくなったのか、もともと仕事が辛いところに家事育児が乗っかって辛くなったのか、どちらでしょう。家事育児に関しては、お子さんがもっと小さい時のほうがもっと大変だったのでは?と思うので、ずっと長く悩まれてきて、ここ1年くらいで限界がきたのかな、という印象を受けました。

こういった場合、ひとつは「収入が減っても家事育児に専念する」という方法もあるのですが、ニコりんさんの職業は公務員。安定したよい職をお持ちなので、まずは職場の人間関係により体調を崩していることを伝え、上司に異動を申し出るのが一番よいのではないかと思います。

完璧主義な性格の人は、自身が体調を崩していることを「人間関係のせいで」とは言えない方が多いのではないかと思います。「人のせいにするのは悪いのでは?」、「まだ自分の努力が足りないのでは?」と考え気味で、がんばりすぎてしまうところはないでしょうか? しかし、いろんな工夫をしても、心と体が悲鳴を上げるところまで来てしまったのであれば、もう異動を伝えても良いと思います。「仕事は大好きで意欲はあるのですが、そういう事情があって異動を……」と、人間関係の個人名は出さずとも、信頼する上司や組織の心のケアを担当するような、然るべき部署に伝えても良いと思いますよ。

仕事が辛いと、気持ちが沈んでしまい、家庭でも笑顔でいられませんよね。これはご家族にとっても悲しいことだと思います。ただ、今の先行き不安な時代の中で、よいパート・アルバイトがすぐに見つかるのかという心配もありますし、そこに行っても人間関係のストレスも少なからずはあると思います。それに加え、お子さんの年齢を考えると、今後ますますお金がかかるようになるので、さらにお金の悩みのストレスまで抱えてしまうのは避けたほうがよいと思い、まずは異動を打診するほうがよいと考えました。関係が悪い方々と遠ざけてもらい、フロアが変わるだけでも少し心の目線が変わるかもしれません。

 
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