【質問3】低血圧だとどのような症状が出るのですか?


慢性的な低血圧は無症状のことも多く、繰り返しになりますが、そのような場合には、検査や治療が不要のことがほとんどです。

症状としては、めまいや立ちくらみ、全身の疲労感、集中力の低下、吐き気といったものが考えられます。また、意識を失ってしまう、視界がぼやけるといった症状を出すこともあります。

このような症状があり、血圧が実際に低いという場合には病気から来ている可能性がありますので、医療機関での検査をお勧めします。
 

【質問4】緊急性の高い低血圧の原因は?


低血圧の中でも、血圧が急激に低下してしまった場合は、命に関わり危険です。ご相談のケースの場合には、比較的長く続いているもののようですのでこの限りではありませんが、例えば、数時間前まで正常だった血圧が急激に低下して意識を失ったなどという場合は、緊急での検査および治療を要する状態です。

このようなケースでは、胃や腸などからの大出血、全身に細菌の感染が広がる敗血症、心臓の機能が急激に低下する心不全、肺の血管に血のかたまりである血栓が詰まる肺血栓塞栓症、重度のアレルギーなどの原因が考えられます。いずれも入院を要する緊急性の高い病態です。

症状としては、意識を失う、混乱している、早く浅い呼吸をしている、脈が弱く早い、などが見られます。こういった症状は「ショック」と呼ばれる緊急事態を示唆するもので、命に危険が迫る状態です。

治療がすぐに必要な可能性が高く、すぐに救急車および医療機関と連絡をとる必要があります。

 

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