“プレッシャー質問”の対処法3:“プレッシャー質問”をする相手をよく観察する


“プレッシャー質問”をされたときは、「どうして相手は、そんなことを言うのか?」をよく観察することが大切です。それによって、対処法は変わってきますしね。
例えば、単に「無神経な人」の場合は、そんな相手とは同じ土俵に乗る必要はありません。“風に吹かれた柳”のように、相手の言うことにいちいち反撃せず、「結婚したいのだけど、なかなかいいご縁がなくてねぇ」「子供は欲しいけど、なかなか授からなくて……」と同調しながら流せばいいのです。

逆に、相手が自分を心配して言っている場合は、まず、2つのことを理解したほうがいいでしょう。
それは、この2つ。
・相手は、「結婚することこそが、人生の幸せ(結婚しないと、幸せになれない)」「子供を持つことが喜び(子供がいないことは不幸)」だという価値観を抱いていること。
・相手は、「心配することが愛情」だと思っていること。

その上で、「今、結婚していなくても(子供がいなくても)、自分は幸せでいること」「“幸せの形”は、人それぞれであること」をきちんと伝えてみること。そして、「心配するよりも、幸せになることを信じて見守っていてほしい」ということを伝えてみるといいでしょう。
本当にあなたの幸せを願ってくれているような人であれば、「幸せで、元気でいるなら、それで十分だ」と分かってくれることが多いでしょう。

ただし、なかには、「自分の子供に、“理想の子供像”を押し付け、コントロールしようとする親」もいます。そういう相手の場合は、これらの方法は効果がないことも少なくありません。
その場合は、お互いの幸せのためにも、適度な距離を保ったほうがいいでしょう。誰もが自分らしく生きることが大切なので、“コントロールしようとする支配的な人”とは、離れたほうが幸せでいられますしね。
もし、本気で対峙するのであれば、「子供に自分の理想を押し付けるのは、愛情ではないこと」は、きちんと伝えてみることは大切。でも、こういうタイプは、なにか大きなきっかけで人生観が変化しない限り、なかなか変わらないので、それを理解したほうがいいでしょう。

 

“プレッシャー質問”は、自分の「大人度」を試すテスト


ここまで、「“プレッシャー質問”の対処法」を3つ紹介しました。“プレッシャー質問”をされると、イラッとすることは多いものですが、単に相手が悪いだけではなく、自分の心にある劣等感が刺激されることで、喧嘩に発展してしまうことも多いのです。だから、まずは“自分の内側にある問題”を解決したほうがいいでしょう。

もし“プレッシャー質問”をされたときは、「これは、神様が自分に与えた“大人度”を試すためのテストなんだ」と思って、クリアできるようになりたいものですね。

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