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眞子さまのご結婚の行方を皇室記者が解説「結婚を前提にした環境整備へ」

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「国民が幼い頃から見守ってきた皇族」と結婚する意味

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第67回日本伝統工芸展授賞式に出席された眞子さま。写真/JMPA

小室さんの母の借金問題がどうなっているのかも、不透明なままです。

「借金問題もそのひとつですが、もう結婚するという前提ですから、報道されているトラブルが障害になる、ということはないでしょう。あとは諸々の問題についてきちんと説明するように、と小室さん側に投げかけたということだと思います」

宮内庁長官も記者会見で小室さん側に説明責任があると発言し、話題になっています。

「国の機関のトップが民間人に『説明責任がある』という言い方は、異例なことです。ただ、それは宮家の方々をお世話する立場の役所の長として、このご結婚が多くの人たちに祝福されるようになるための環境整備が必要だ、ということを強調するための発言だったと思います。
宮家のご当主が、ご結婚の方向が固まったと話したことで、遅ればせながら宮内庁も乗り出してきたと言うことでしょう。一方の当事者である小室圭さん側がそれなりの時期をみて説明することになるでしょう」

とはいえ、実際にはかなりこじれてしまっていると感じざるをえません。こののち国民から祝福されるような雰囲気になるのでしょうか。

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眞子さま、小室圭さんの婚約内定記者会見。写真/JMPA/小学館

「ご本人たちが結婚する、と言っている以上、誰もそれを阻止することはできないでしょう? やはり多くの国民が祝福できるように、お二人が今後努力される以外にないのではないでしょうか」

あまりにも今まで説明がされすぎなかったために、国民ももどかしさを感じているのかもしれません。どんなタイミングで説明をするのかも難しそうです。

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1996年8月2日、軽井沢を散策される眞子さま、佳子さま。写真/JMPA


「皇族の皇族たるゆえんのひとつは、国民が、お誕生にはじまりお小さいときからだんだんと育っていく様子をメディアなどを通じて知っていることです。あんなに小さいお子さんだったのが、こんなに立派に成長されて、と親が子どもを見るような気持ちで捉えているからこそ、皇族方に対して親しみを感じている面があると思います。
そうした国民の受け止めもご自分のお立場で理解されている眞子さまは、キチンと国民に対して説明されると思います。
小室さんも皇族と結婚する、という事実を充分噛みしめながら、自分の中で落とし込んで、それを国民に納得してもらうようなかたちで説明すべきでしょう」


大久保和夫(おおくぼ・かずお)
毎日新聞客員編集委員。宮内庁を中心に、皇宮警察をはじめとする皇室関連の取材を続けている。皇室を通して日本と日本人について考えることを大きなテーマにしながら、70歳を過ぎても現役記者として活動している。

●聞き手
高木香織(たかぎ・かおり)

出版社勤務を経て編集・文筆業。皇室や王室の本を多く手掛ける。書籍の編集・編集協力に、『愛のダイアナ』( 講談社)、『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『美智子さまから眞子さま佳子さまへ プリンセスの育て方』( ともにこう書房)、『美智子さまに学ぶエレガンス』(学研プラス)、『美智子さま あの日あのとき』(講談社)、 カレンダー『永遠に伝えたい美智子さまのお心』『ローマ法王の言葉』(すべて講談社)など。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(共著/リヨン社)、 『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)。

 

本文、キャプションは過去の資料をあたり、
敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、
その当時のものを使用しています。
取材・文/高木香織
構成/片岡千晶(編集部)

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