ワクチン接種を行った山田悠史医師

今回は、読者の方々からいただいた質問に、山田悠史医師に回答していただきます。

たくさんの質問をいただいております。すべての質問にお答えできず申し訳ありません。日々の連載でもできるだけ、お答えしていきたいと考えております。

山田悠史先生に書いてほしい、テーマや質問を募集します。
山田悠史先生ご本人が読んで、回答します!

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【質問1】アンチエイジングの施術に、ワクチン接種は影響がありますか?


いつも為になる記事をありがとうございます。早速質問ですが、ワクチン接種により、アンチエイジングとして行なっている、ヒアルロン酸の注入部位が、腫脹してしまう例があるとお聞きしました。ワクチンを受けたいけれど、そういったアレルギー反応が起こってしまう可能性を考えると二の足を踏んでしまいます。命の関わる問題で、恥ずかしい質問ですが、あまり通常のニュースとかで取り上げて頂ける例でもなさそうなので、回答していただけるとうれしいです。


【質問1への回答】


ご質問ありがとうございます。そのようなアレルギー反応は比較的まれと報告されています。

ワクチンに限らず、どんな物事でも常にリスクというのは付き物です。例えば、タクシーに乗る時でも、実は交通事故にあうリスクをそれなりの割合で抱えながら、それでも目的地に移動するために利用すると思います。それと同様に、リスクの頻度や大きさと、利点の大きさを天秤にかけることが大切だと思います。

特に、ワクチンには自分の体を守るというメリットに加えて、自分の接する人を守るというメリットがあります。例えば、自分の両親、上司、友人。そう言った人のことを守る意味も、ワクチンのメリットに加えていただくことが大切ではないかなと考えています。


【質問2】迅速なワクチン接種体制の構築はどうしたらできるのでしょうか?


山田先生のワクチン接種の記事、大変意義ある発信に敬服致しました。この先、ワクチン接種が各国で行われる際に、物流の高度化を活かした、迅速な接種の体制を構築する為のご意見がありましたら、是非うかがいたいです。


【質問2への回答】


ご質問ありがとうございます。非常に難しい問題ですが、少なくともニューヨーク市で当初から見られてきた一番の律速段階(編集部注/ボトルネック)は、物流よりも現場で接種を進めるマンパワーにあったように思います。

マンパワーはベースとして、感染者の診療に普段よりも多く割かれていますが、この史上最大級のワクチン事業に割かれるマンパワーも同じ医療従事者です。
マンパワーをどう適正配置するかを事前に計画しておくことは極めて重要と感じています。

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