新型コロナのワクチン接種を済ませている山田悠史医師が、みなさんからの質問に回答します。
<お知らせ>
ワクチン接種に関する不安を感じている方々のために、山田悠史医師が、Clubhouse(クラブハウス)にて「ワクチンQ&A」を行います。
日時:3月2日(火)午前9時30分~10時15分頃
参加方法:iPhoneでClubhouse(クラブハウス)のアプリをダウンロードし、山田悠史医師のアカウント「@yujiy0402」をフォローいただければ、Clubhouse内で通知がいきます。あとは当日、9時30分に「ルーム」に入るだけ。
その場で質問も可能です。参加は無料。iPhoneユーザー限定となってしまい恐縮ですが、可能な方はぜひご参加ください。
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山田悠史医師には、引き続き、ミモレの中でもみなさんからの質問に回答してもらいます。質問はこちらから>>
【質問1】過去に感染して抗体を持っている人もワクチンを打たなくてはいけないですか?
接種の対象と考えられています。過去に感染をした人は、頻度は高くないものの、再感染をする可能性があることが世界中から報告されてきました(参考文献1)。また、過去に感染をした人には免疫ができるものの、それがどの程度持続するのかは明らかではなく、ワクチン接種のそれよりも弱い可能性が指摘されています。
こういったことから、過去に感染をした人でも再感染を防ぐという点でワクチン接種にメリットがあると考えられ、ワクチン接種が世界的に進められています。
なお、接種前に抗体検査などを受ける必要はありません。
【質問2】ワクチンを接種する前にPCR検査の必要はありますか?
PCR検査を受ける必要はありません。これまで、私の住む米国ではすでに6000万回を超えるワクチン接種が行われてきましたが、PCR検査を行った上でワクチンを受けるという方はいらっしゃいません。
過去に別のウイルスで、抗体依存性免疫増強といって、ワクチン接種をすることでかえって病状が悪化するという現象が起こる可能性が指摘されてきました(参考文献2)。ですが、この新型コロナウイルスでは、これまでのワクチンの臨床試験でそのような事象は観察されていません。
ただし、ワクチン接種前に体調を崩しており、新型コロナウイルス感染症の可能性が疑わしいという場合にはPCR検査を受ける必要があります。また、体調を崩されている場合には、体調が改善し、隔離期間が終わるまではワクチン接種を延期する必要があります。
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