子供の頃から料理が大好きなアクセサリー作家・山本亜由美が、日々アトリエにこもって、知らない味や大好きな味の再現にトライする「食いしん坊レシピ」がスタート!
あるときは1人で。スタッフや友人がいるときは2人で。
簡単で美味しくて、素材の組み合わせも楽しくて。
足したり引いたりが手軽にできるご飯をご紹介しようと思います。

あまりがちな瓶詰オリーブの活用法「ふきのとうを使った春のレシピ3品」_img0
 

父親の転勤の関係で子供の頃は埼玉と福岡に住んでいました。どちらも住宅街でしたが程良く鄙びていて、周りには自然も多く、田圃や野原、雑木林で思いっきり遊ぶ子供時代でした。

 

春になると土手のツクシを摘み、小川でセリを採る。
雑木林の伐採地ではタラの芽やウドを見つけ、フキノトウは雑草のようにそこら中に生えている。大人になった今あの自然が周りにあれば、なんて思いながらスーパーでパックに入った山菜を買っています。
さて前回に引き続きオリーブの瓶使い切り、そこに山菜をプラスしたお料理をご紹介します。

あまりがちな瓶詰オリーブの活用法「ふきのとうを使った春のレシピ3品」_img1

 


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アンチョビを詰めたオリーブフライ


材料(作りやすい量)

・オリーブ(種無し) お好きなだけ
・アンチョビ 適量
・蕗の薹(下ごしらえしたもの) 適量
・小麦粉、卵、細目パン粉、揚げ油  適量

*蕗の薹の下ごしらえは後半に記入しています

作り方

1 アンチョビと蕗の薹を荒く切り、合わせてオリーブの中に詰める。

 

2 小麦粉、卵、パン粉、そしてもう一度、卵、パン粉をつける。

 

3 両手でコロコロと転がしてキュッと丸い形にして、きつね色になるまで揚げる。


イタリア料理のおつまみとして知ったオリーブの肉詰めフライ「アスコラーナ」。フレッシュなオリーブにスパイシーなひき肉を詰めたものなのですが、作ってみたら面倒くさいと思う点が多く、自分なりに簡素化したレシピです。

最初から具の入ったスタッフドオリーブを使っても良いし、具材はポテト、チーズ、ソーセージなどお好きな具で作ってみてください。オリーブの表面はつるつるしているため粗目パン粉だと付きが悪いので、細目パン粉の二度付けをして丸めるのが私のポイントです!
中身のアンチョビがしょっぱいのでレモンを絞って食べてもいいし、お酒と合いますよ。