スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

初めて訪れた海外、そして1年留学した地がアメリカ。そして、20代で目覚めたイタリアの美しさ。憧れて憧れて、その間、お金が貯まると南米に渡っていた時期を挟み、何度かミラノ、フィレンツェ、ナポリ他、訪れることができました。

 

そうして今、私の「おしゃれの血」には、アメリカもイタリアも存在し、あ、もちろんサウスアメリカもね。だからなのか、時々こんなコーディネートになります。

RED CARD(レッドカード)のビッグGジャンとユニクロのスウェット。バッグはトッズでスニーカーはナイキ。あはは、我ながら国籍ミックス♡ トッズには珍しいネオンカラーのバケツ型バッグと、マルチに色を配したスニーカー。ベーシックカラーが多い私のワードローブになじみ、そうして、自宅から半径3キロのスタイルをポジティブに見せてくれます。あ、ちなみにこの日は自宅で1日原稿書き。途中、ホームセンター、スーパーへ買い出し、夫とランチ――なんていう予定もクリア。

こうして見てみると、「私たちが着る服」「私たちが選ぶ服」は、私たちそのもの。生きてきた道、見てきた景色、心が動いたトピック、愛し愛された人。実は、こんなことを語ってくれる。だからこそ、おしゃれを、人と較べる必要はなく、うまい下手もなく、そして、経験を重ねるごとに、豊かに深くなっていくものだなあ、と思います。

2020年の春から続く、この「装うことの意味を考える時期」も、きっと、私たちのおしゃれを進めるでしょう。生きる、ことはおしゃれをすること。こんなことを感じた、トッズとナイキのスタイリングでした(笑)。
 

大草 直子

品番はCV8485-100です。白ベース、ナイキエア、くるぶしが見える、が私の購入条件です。

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