モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。44歳の彼女が、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

〔ミモレ編集室〕とはまじ連載のコラボ(!?)企画がスタート。〔ミモレ編集室〕メンバーから募った質問や悩みにはまじが答えていきます。今回は、結婚22年目を迎えるはまじに夫婦関係の質問を直撃しました。

 


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Q.結婚、出産を決めたきっかけは?


A.プロポーズもなく結婚しました(笑)。

付き合っていたころに、お互いの家賃を足したくらいの家に引っ越そうよ!という話が出たのがきっかけでした。そのことを両親に報告したら猛反対。結婚前の娘が同棲だなんてとんでもないと思ったのでしょうね。それを彼に話したら、「ご挨拶に行こう」と言ってくれたので、二人で実家に向かいました。
そうしたら彼が父に「部屋が決まったら籍を入れます」と当然のように話したの。私にプロポーズもなくいきなりだったので「え、そうなの⁉」とびっくりしました。そして今に至ります(笑)。

出産に関しては、結婚当初から夫は子供が欲しかったのだけれど、私はちょうど『世界・ふしぎ発見!』の海外ロケを始め、仕事が面白くなっていた時期だったので、「もう少し待って」とお願いしました。30歳まで、35歳までと延ばしていたら、夫が「ぼく、もうすぐ50歳……」と。それで(待っていてくれて、ありがとうございます)と思いながら、出産に臨みました。38歳のときに産んだ息子も、この春で小学生に。送り迎えがなくなったことで子供の成長を感じています。ただ夫は心配らしくて学校に入るところまでずっと見守っています。学校と家、本当に近いんですけどね(笑)。



Q.夫婦円満の秘訣とは?MCシスター時代から屈託のないはまじさんの笑顔が大好きです。そんなはまじさんに質問ができるかもなんて!旦那さまとは若いころにご結婚されていますが、よい関係を築くために心がけていることはなんですか?

A.夫婦ふたりだけのお決まりのやりとりがあります(笑)。

ワンピース¥31900/ティッカ デニム¥50600/チマラ(ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)  イヤリング¥11000/マージョリー・ベア(ココシュニック オンキッチユ 有楽町マルイ店)  サンダル/スタイリスト私物

お約束になっている夫婦間のギャグがいくつかあります。

ひとつ目は、たとえば彼が桜を見て
「わー、きれいだねー」
と言ったとします。そうしたら、すかさず私が“きれい”という言葉に反応してすぐに、
「やだ。私、もう44歳だよ。恥ずかしい! でも嬉しい。ありがとね」
と返すの。すると笑いながら、ちょっと困って
「あ、う、うん。きれいだね、今日も」
って(笑)。

さらに隣でよく分かっていない息子が
「おちゃーちゃん(私のことです)、桜のことだよ」
と、教えてくれて。それもまた可愛いんですが、
「え、おちゃーちゃんのことじゃなかったの……」
と私が悲しげに言うと、夫が息子に、
「桜もきれいだし、おちゃーちゃんもきれいだねって言ってあげな」
とこそこそ声で話してくれます。

先日は、息子の英語スクールのテキストに「grammar(グラマー)」(文法)と書いてあったんです。ここでも私がすかさず
「グラマー? やだもう、恥ずかしい、和ちゃん(夫のことです)たら。そうでもないと思うんだけど……。そうかな?」
って言ったら、思いっきり吹き出して笑っていました。「きれい」や「可愛い」というワードはお約束だったのですが、「グラマー」という新しいパンチが飛んできたのはさすがに避けきれなかったみたい(笑)。

こうしてお決まりのやりとりがあると、必ず笑いが起こるし、何気ないことですが、楽しい時間になるんですよね。あと、きれい、可愛いって、連れ添っている年月が長くなるほど、言われることも言うことも、面と向かうと恥ずかしくなってくる。でも、言われたら言われたでやっぱり嬉しいんですよね。

それからもうひとつ、夫婦のお約束のやりとりがあるんですが、聞いてもらえます(笑)? 

私が外出する前に身支度を整えているときに夫と目があったら、
「私だよ。なおだよ。しっかりして!」
っていきなり彼に言うんです。
「え、なに?」
と彼が言ったら、
「今さ、深津絵里だと思ったでしょう? やだもう、しっかりしてよ。結婚して何年目になると思ってんの~」
って。すると、
「あ、家に深津絵里がいるかと思っちゃったよ」
と彼ものってくれるの。これは女優さんの名前を変えて何バージョンもあるんですよ。

本当に他愛もないやり取りなんですが、結構楽しくて(笑)。自分たちで自分たちを笑わせたり、楽しませることをするのは、円満でいるためには大切なのかなと思っています。

あとは、どんなに喧嘩をしても、彼の才能を尊敬しているので、仕事に関することを批判したことはありません。彼のことを面白おかしく茶化すことはあっても、彼の家族や友達など、大切にしている人たちのことは絶対に言いません。喧嘩しているときって怒りに任せて、思っていなくても口から出てしまうこともあると思うのですが、このふたつだけは絶対にしないようにしています。

こうした私の信念を知っているから、私が不満を漏らしたり不機嫌になっても、嫌にならないでいてくれているのかなと思っています。

 
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