この春、ドコモから格安プラン「ahamo」などが出てきて、「そろそろスマホを見直したい」と思っている人も多いでしょう。
スマホの料金の安さに目がいきがちですが、ネットショッピングをよくする人なら、実は違った視点でスマホを選ぶ方法もあるのです。
今回取り上げるのが、ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」や「楽天モバイル」という選択肢。『あなたと家族のスマホ代がサクッと半額以下になる本』（インプレス）などの著書があり、携帯電話・スマホに関して精通しているフリーライターの正田拓也さんに、マネーコラムニスト西山美紀が話を伺いました。
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西山：スマホの乗り換えを考えるときに、つい「スマホの料金」だけに注目しがちですが、選び方次第で、ネットショッピングでお得になるサービスもありますね。
正田拓也さん（以下敬称略）：はい、そうですね。ネットショッピングをお得に利用したいなら、「ワイモバイル」と「楽天モバイル」という選択肢がありますね。
西山：私は大手キャリアのスマホの他に「ワイモバイル」も使っていまして、Yahoo!ショッピングなどでの買い物がお得になると実感しています。
Yahoo!プレミアム会員に追加料金なし（通常は月508円）でなれたり、PayPayモールで買い物をするとPayPayボーナスが追加でもらえたり……。
正田：「ワイモバイル」は、店頭窓口もあるので対面で相談しながら、今のスマホ料金を下げて、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでお得に買い物がしたい人には非常に向いていますね。
スマホの料金だけで見ると、「ワイモバイル」は一番安いプラン（３GB）なら１回線目が2178円。他の会社の安い料金なら月780円程度で済むものもありますが、そういったプランはサービスは極力そぎ落としていますし、店頭窓口がなく、すべてネットでの手続きや相談というケースが多いです。
西山：「ワイモバイル」は、何かあったら店頭に駆け込める安心感があると感じます。
正田：そうですね。今ソフトバンクのスマホを使っている方は、ソフトバンクの格安プランの「LINEMO」だけでなく、ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」を検討するのも手だと思います。
「LINEMO」に切り替えるには手続きがネット限定ですし、何かあっても基本的には店頭で相談できません。また、追加料金なしでYahoo!プレミアム会員になれたり、PayPayボーナスが貯まったりといったサービスは、「LINEMO」にはありませんから。
西山：スマホの料金だけでなく、店頭窓口サービスやそのほかの付帯サービスなどトータルに考えて、自分に一番ぴったりくるものを選びたいですね。
契約データ容量が、「ワイモバイル」のように３～25MBと選べるのがよいのか、それとも「LINEMO」のように20GBを安く使いたいのか。普段自分がどんなWi-Fi環境にあって、モバイルでの通信容量がどれだけ必要か見極める、というのもポイントですね。
正田： はい、あとはキャリアメールを使うかどうか、ですね。「LINEMO」にはありませんが、「ワイモバイル」にはキャリアメールがありますね。
まとめると「Yahoo!ショッピングなどで買い物をすることが多いか」「店頭で手続きや相談をしたいか」「契約データ容量がどれくらいほしいか」「キャリアメールがほしいか」ということが検討ポイントになると思います。
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