モラハラやDVはまず治りません。「結婚して落ち着いたら変わってくれるはず」「子どもが生まれるまで我慢しよう」などとは絶対に思ってはいけません。断言できますが、そんなときはやってきません。いまの関係が、我慢を強いられる関係なのであれば、その関係性は間違っているのです。

また、女性が尽くしすぎると男性は当たり前だと思い、感謝しなくなるものです。女性は尽くしすぎてはいけません。私の経験上、女性は自分の願いを素直に言って、男性が女性の願いを叶えてあげる関係が、一番バランスがいいと思います。

女性はわがままなくらいがちょうどいいのです。男性には、女性の望みを叶えさせてあげましょう。女性の望みを叶えるのは、男性にとって最上の喜びなのです。くれぐれも男性の喜びを奪わないようにしてください。

【法則③】相手選びは焦らない

失敗しないパートナー選びの法則を、3000人以上の離婚相談を受けた弁護士が伝授!_img2
 

離婚するカップルを見ていると、どうしてこんな素敵な女性が、あんな男と結婚していたのだろう? と不思議に思うことがよくあります。話を聞いてみると、失恋して自棄になっていたところで出会ったのがいまの夫だとか。男性が傷心の女性にうまくつけいって、結婚まで至ったというケースです。その男性が素晴らしい人であればまったく問題ないのですが、往々にして、とんでもない男性であることが多いのです。

 

私のクライアントで、料理の教室を主宰している、ものすごく素敵な女性がいるのですが、パートナーは、DV、浮気、浪費、モラハラをすべて兼ね備えた史上最悪とも言える男性でした。その女性も失恋した直後に結婚を決め、その後の結婚生活において度重なる夫のDVや浮気に耐えかねて、私のところに相談に来られました。離婚するのに2年もかかりましたが、いまでは主宰されている料理教室も雑誌の取材を受けるなど、大変順調だそうです。

失恋した後、再び素敵な男性にめぐり会うには、しっかりと心の傷を癒すことが必要です。自棄になって選んだ相手に、ろくな人はいません。結婚相手は「焦らずに見極める」ことが大切です。失恋した直後は、正常な判断ができなくなっているもの。そのときに近づいてきた男には十分注意してください。