ストレスを闇にするか光にするかは自分次第


ダークストレスもブライトストレスも、その反応によって活性化したりする脳部位や合成される化学物質はほとんど同じです。ただその反応の強度が適度な状態であるのか、そしてその反応の状態をどう認知し、そしてどう脳にその現象を記憶として保持していくのか、それによってストレス反応は闇にも光にもなりえるのです。

肝心なことは、その環境や身の回りで起こる現象などの素材をどのように編集するのか、ということです。同じような環境にいても、ダークストレスに苛まれている人もいれば、幸せを感じられる人もいるのは、注意の対象と、この現象への編集能力の差と言えるでしょう。

ストレスに強い人と弱い人の差とは?「ストレスを味方につける方法」を解説!_img1
 

この編集はあなたの選んだ注意対象の素材に彩りを与えます。どんよりさせることも、落ち着いた感じにすることも、煌めきを与えることもできます。その編集を自分自身で能動的にやるからこそ、自分の脳に刻まれる情報、すなわち記憶も強くなるのです。

 

自分をもちなさいとよく言われます。それは自己と向き合うことで、自己の脳に残していく情報を自分で選択しなさいということでしょう。そうして選択された情報があなたの脳に足跡を残しますから、それがあなたの一部になっていきます。

世界をどのように捉えるのか、そのプロデューサーはあなた自身です。あなたの望む美しい世界を自分自身でつくっていくという心がけがブライトストレスを手に入れるためには必要となります。