スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

背中は開けてウエスト押さえて。大人の水着考_img0

水着、面積が小さければ小さいほど良いと思っています(笑)、今でも。もちろん体型にもよるのでしょうが、私のようにフラットで(胸のボリュームがない)、肩幅も狭く、けれど脚はしっかりしている――みたいなバランスだと、こっくり焼けて小さな水着で、がベストだと思っているのです。あ、日焼けがきれいに進む、というメリットもありますね。ただ、好みの問題か(笑)。

 

そんな私が、実は初めてワンピースタイプの水着をデザインしました。普段、自分がやったコラボレーションをミモレで自慢することはありませんが、この水着は、きっと多くの人が探していたのでは? さらに私も、(スクール水着のように見えて)似合わないと思っていたワンピースタイプのスイムウェア、良い! と思ったので、ご紹介します! この1着でなくても、考え方として参考にして頂けましたら♡

・基本ノーメイク(もしくは薄いメイク)でも顔立ちが際立つ、バイカラー

・バスト部分のボタンが本開きで、胸の見え方を調整できる

・背中を大きく開けて、かつVにカッティングし、大人のバックスタイルをシャープに

・ウエスト部分に複数のステッチを入れて、ウエストをフラットに見せて

こんなことをこだわりました。ボディスーツのようにワンピースのアンダーに着ても良いし、同素材のスカートやブラウスと組み合わせて、「日焼け具合」や「肌の露出」を調整しても良い。

ビーチリゾートでお子さんと遊ぶお母さんたちが、日焼けしないように、そして思い切って子供と遊べるように、ハーフパンツタイプの水着や、かなりスポーティなラッシュガードを着ているのをよく見ます。お母さんたち(に限らず大人)の「希望」は叶えつつ、けれど、水際のおしゃれを諦めないでいられるように、と考えたデザインでした!

私自身、都心のホテルのプールや子供と行く区民プール。いつも海外で着ているビキニでは「ちょっと露出が大きすぎて迷惑だなあ」と水着に着替えるのを自粛(笑)していたので、行動範囲が広がったのも◎、と追記しておきます。

なかなか海外まで出かけるチャンスがない今、近場で楽しめる夏にしたいですね!

大草 直子

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下着合わせどうしよう、と迷うワンピースにも合わせてみたりして。はい。トイレは面倒ですが。
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背中はこんな感じ。柔らかなVにしたことで、大人の女性のバッグシルエットがシャープに。

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