スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
今の体重「マイナス2kg」。何が起こるでしょう? 体重が減っても、9号が7号にサイズダウンすることはなく(そもそもサイズダウンは意味がありませんが)、何が変わるかと言うと、「すっきり見える」「滞っていない」「習慣をコントロールできている」という印象を手に入れられる、ということ。
これって、実は一番大事だと思います。
身体のむくみは心のむくみ。リンパが滞っている人は、思考が滞っているように見える。毎日のささやかな習慣を制することができない人は、タスクを制することができない人のように映ってしまう。厳しい言葉のように聞こえますが、これ、私自身に言っています(笑)。体重計の数字はあくまでも数字で、心地良い自分の在り方、見え方(自分が鏡で見た時の印象ね。人にアピールすることではありません)を、体感で知っておくということも、とても重要だな、と思います。
ダイエットをする、食べる量をドラスティックに減らす――そんなことをしなくても、何なら「マイナス2kg」に見えれば良いわけで。
体重計には、保険に入るときの健康診断以来乗っていませんが、飲みすぎ、食べすぎ、さぼりすぎ……で少し太ったなあ、というときは、次のようなことを試すようにしています。
・置き換えブレックファスト
朝ごはんは必要ない、果糖は太る。いや、しっかり朝から食べたほうが良い。諸説ありますが、自分の身体に聞いてみれば良いと思います。私は朝起きてから出かけるまで4時間くらいあることが多いので、朝ごはんは食べます。抜くと、昼、いつも以上にたくさん食べてしまう気がします。ただ、前日食べ過ぎた日、飲みすぎた日はホウレンソウ、レモン、バナナなどを適当に入れたスムージーを。そう、朝ごはんを置き換えて、胃腸を休めます。これだけで、昨日の暴飲暴食はほぼなかったことに(笑)。あまりに辛いときは、昼までスムージーでも良いのかも。
・シルエットを締める
オイルマッサージに行った後、激しい運動をしたわけではないのに、全身がすっきり見えますよね。あれは、リンパが流れ、むくみが解消され、全身のシルエットがTONED(締まって)見えるから。さらに、肌の張りを取り戻すことによって、輪郭がぴんと張るから(紐をぴんと張ると、シャープに。ゆるませるとだれて見えるよね(笑)?)、「見た目マイナス2kg」が実現できます。私は、自分で入浴後やるように。ジュニパーやフランキンセンス、ブラックペッパーなどのハーブが、ボディラインをすっきり作ってくれます♡ 使い続けているニールズヤードのシルエットトーニングオイル、4本目です!
・くるぶし、デコルテ、あごのラインだけはシャープに
二の腕をシャープに。太ももをほっそりと。これは、ダイエットと少しハードなトレーニングが必要。どこまで身体を整えるかはその人が決めれば良いことで。私はできないから(笑)、少なくとも「もともと骨っぽい部分」は、とことん骨を強調させます。バラカのマッサージウォーターを使って。マグネシウムが海水の8倍含まれており、デトックス効果がとても高いです。かなり濃度が高いのでべたついたり、肌が弱い方はかぶれることもあるから、必ず洗い流して。私はお風呂に入る前に、手持ちのフェイスオイルなどとまぜて、3か所丁寧にマッサージします。くるぶしはグーにした手で、くるぶしを「ゴリゴリします」。反対回しも♡ そしてデコルテはリンパのゴミ箱。デコルテの中心から肩に向かって、手のひらでじわっと肌をなでるように。リンパドレナージュ。デコルテを温めた後は、あごのライン。マッサージウォーターとオイルをまぜて、あごから耳の下まで塗布。手でヤッホーの形を作り、顔の下半分、あごのラインをくちびるから耳下まで引き上げるように。耳たぶの後ろをぎゅっと押し、首の横を手全体でなでるようにして、リンパをデコルテ、肩まで流します。
この3つ。別に毎日やるわけではなく、気が向いたとき、身体が重くなったとき、思考が鈍くなったときにやるようにしています。
そうするだけで見た目「マイナス2kg」は手に入る。やるのかやらないのか。したほうが心地よいのか、しないほうが楽か――すべて、決めるのは自分です!
「好きにフォーカスするのはワガママじゃない!初の人生本「飽きる勇気」発売中。」>>
大草直子の最新刊『飽きる勇気』ができるまで>>
大草直子ディレクターの最新コーデ
▼右にスワイプしてください▼
Comment