スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
世間的に早いか遅いかはわかりませんが、5月に入ると、私の足元はサンダルがメインになります。48年も生きてきて、日本の四季を理解したつもりでいて、まだしていない自分に毎年驚きます。そうだった、サンダルでは肌寒い日があるのね。夕方になると「ああ、、、」とうなだれること、それを繰り返しながら、今日は夏日なので、正々堂々とサンダルです。
本格的な夏を迎える前のサンダルは、黒、さらにヌードすぎないタイプが良さそうです。例えば、ユナイテッドアローズとのダブルネームのビルケンシュトック。ビーサンが肌の露出20%、パンプスが90%であるならば、そうだなあ、50%くらい。薄手のニットに軽やかさをプラスしてくれるし、季節感としてもちょうど良いし。
さらに、エルショップで買った、イタリアのブランド、ATP ATELIER(エーティーピー アトリエ)の1足。これ、すごーく良い! 初めて知ったブランドでしたが、何にでも合わせやすく、近い将来行かれると信じているビーチリゾートにもぴったりだなあ、と。そして履いてみたら。びっくり。本当にびっくり。めちゃくちゃ履きやすい! ごめんなさい、興奮してしまいました。1枚革をハンドメイドで作るため、しなやかで柔らかく、自分の足にぴたりとフィットしてくれる。1日目こそ、少しテンションがありましたが、それ以降は裸足みたいな軽やかさ。いや、裸足よりコンフォタブル。甲がきちんとホールドされているから、しっかり足の裏で地面をつかんで歩けます。こういう出会いが思いがけずあるから、オンラインストアの「あなたにオススメ」的な機能も悪くない(笑)。このサンダルも肌の露出50%。夫に「そんなにたくさん靴があるのに、最近はそればかりだね。メンズがあったら欲しい」と言われています(笑)。
「好きにフォーカスするのはワガママじゃない!初の人生本「飽きる勇気」発売中。」>>
大草直子の最新刊『飽きる勇気』ができるまで>>
大草直子ディレクターの最新コーデ
▼右にスワイプしてください▼
Comment