今すべきことは、未曾有の危機に立ち向かう彼を慮ること


もし心当たりがあるとしたら、彼は疲労の中、返事に困って既読スルーになってしまっていることも考えられます。安らぎや愛情という「見返りを求める気持ち」が、これらの言葉には透けて見えてしまうからです。命を擦り減らしながら働く今の彼に、安らぎや愛情を差し出せというのは、さすがに酷ではないでしょうか。

 

人は苦しい時ほど、相手の思いやりが本物かどうか見えるもの。今ななこさんがやるべきことは、自分の“つらい”を押し付けるのではなく、彼が置かれた立場を慮(おもんぱか)ることです。「あなたのことを尊敬しています」「忙しいだろうけど少しでも寝てね」、そんな優しい言葉を毎日ではなく数日に一度でいいのでかけてあげてはどうでしょうか?

メッセージは片道通行でよしとして、返事を期待せず返信を求めないこと。「おはよう」「おやすみ」「今帰ったよ」といった毎日のルーティンを送らないのも優しさです。

今彼は、人類にとって未曾有の危機に立ち向かう医療現場という“最前線”にいるのです。パートナーだからこそ尚更、そのことを決して忘れてはいけないと思います。