過去のトラウマは彼とは無関係。自分でどうにかするしかない


そしてもうひとつ。ななこさんが浮気されたり振られたりした過去の恋愛のトラウマは、今の彼とは全く関係のないことです。結婚と違い、いつでも降りようと思えば降りられる恋愛は喧嘩両成敗。いやな思いをさせられた過去の恋人もその人を選んだのは自分なのですから、過去を乗り越えるのは自分の問題です。今を誠実に生きる彼に、過去の傷をてらし合わせるのは失礼です。
つらい出来事も学びにして、次に生かすことが幸せへの第一歩ですよ。

 

お付き合いするまでスキンシップもしない、寡黙で誠実な彼を選んだななこさんは立派です。その彼を「疑うのではなく信じる」ことこそが、ななこさんが今取り組むべき大仕事なのではないでしょうか。

「コロナ渦がひと段落したら結婚したい」とななこさんはおっしゃっていますが、残念ながら、コロナ渦がいつ収束するかはまだ誰にもわからないことです。もしコロナ渦が落ち着いたとしても、疲れ果ててしまい、彼が結婚どころじゃなくなる可能性もゼロではありません。

周囲に結婚する人も増える年代でしょうから、ななこさんが焦る気持ちもわかります。でも彼は、心の空白を埋めるために都合よく動かせるパズルのピースではありません。「彼を待てるメンタルになりたい」のも、結婚という見返りをゲットすることが目的になっていないか、一度胸に手を当てて考えてみてほしいのです。結婚は互いに求め合って、補い合い、信頼を築いた先にあるものですから、今は一方的になっていないか自分を見直すことが大切だと思います。