おっぱいを触ってしこりを確認する「乳がん」。おりものの色やにおいの変化を見る「子宮頸がん」。子宮内膜症も“こんな変化には要注意!”というセルフチェックのポイントはあるのでしょうか? そもそも、子宮内膜症にならないための方法があるなら教えてほしい! ということで、自身の子宮内膜症を公表したフリーアナウンサーの宮島咲良さんが、主治医でもある産婦人科医の柳田聡先生に質問をぶつけます。すると先生からは衝撃の回答が……?!
子宮内膜症のセルフチェック方法はありますか?
→残念ながらこれといったチェック方法はありません。
柳田 聡先生(以下、柳田):子宮内膜症をセルフチェックする方法は残念ながらありません。ですので、日々の体調変化をスルーせずにキャッチしてあげること、そして定期的な婦人科検診を受けることが大切です。
宮島咲良さん(以下、宮島):セルフチェック方法はない、と先生が断言されたのはショックでした! でも“体調変化をスルーせずにキャッチしてあげる”ということで言えば、私の場合は第1回目でもお伝えした「排便痛」だったんです。正確に言うと、排便時よりも便意をもよおしている時にお腹が痛くなって、その痛みは「ううう……」と呻きながらうずくまってしまうほどでした。ただ、ほんの数秒で痛みはおさまるのであまり気にかけていなくて。先生に診察していただいて初めて、それも予兆だったんだということを知りました。
柳田:そうですね。生理痛の変化はもちろんですが、排便時や排便前後の痛み、性交時の痛みが悪化している場合も、子宮内膜症を疑う必要があると思います。この程度なら大丈夫だろうと楽観せずに、早めに婦人科を受診するのがいいですね。
子宮内膜症にならないための予防法は?
→医学的に証明された予防法はありません。
柳田:こちらも残念な回答になってしまうのですが、ここに気をつければ“子宮内膜症になりにくい”という医学的根拠に基づいた予防法はわかっていません。
宮島:予防法も……。食習慣や生活習慣が影響している、ということでもないんですね。
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