一番気になるのは、「いつ閉経するか」問題。

 

はまじ:実は、私が一番気になっているのが、「いつ閉経するか」なんです。それって、検査結果の数値からわかるものですか?

浜中先生:厳密に「いつ」閉経するか、をホルモンドックでの検査だけで判断するのは困難ですが、ひとつの目安としては、卵胞刺激ホルモン(FSH)があります。この数値が上がってきたら、閉経が近いとはいえます。浜島さんの現状は、エストロゲンもプロゲステロンも、FSHも正常値。しばらく定期的な周期で生理が続いていくと思いますよ。

はまじ:ただ、生理に変化を感じているんです。今まで、生理がきて2日目が一番量が多かったんですが、3,4日目が多くなってきました。

浜中先生:正常ですよ。量が減ってダラダラ続くなど、40代頃からみなさん、生理にも何らかの変化を感じています。すべてにおいて、メリハリがなくなり出すのが40代(笑)。

はまじ:メリハリがない(笑)!わかります! くるの? こないの? ……やっときた! みたいな時もありますから(笑)。

浜中先生:それも大丈夫! この年代にはよくあることです。
定期的に婦人科検診を受けつつ、そうした年齢に伴う変化ともうまく付き合っていただくと良いでしょう。

 


早く閉経したらラクと考えるのは禁物! 


はまじ:ちなみにあまり早く閉経するのは、あまりよくないのでしょうか? 

浜中先生:そうですね。エストロゲンは、骨からカルシウムが引き出されるのを防ぐ役割があり、閉経にしてエストロゲンの分泌が低下すると骨粗鬆症になりやすいんです。また、エストロゲンは、脂質代謝にも影響を与えているので、高脂血症のリスクも上がります。ですから、早発閉経など、状況によってはホルモン補充を行い、こうしたリスクを下げることも必要になります。

はまじ:安易に「閉経したら、わずらわしさから解放されるのに」と考えない方がいいんですね。

浜中先生:そうなんです。生理って、改めて人と話す機会がないから、何が正常なのかわかりにくいですよね。もし、量がものすごく多くなって、レバーのような塊がドカッと出たり、これまでにないような痛みを感じたり、そうした場合は婦人科系疾患が考えられますので、婦人科を受診してくださいね。

はまじ:変化に気づいたら、すぐに受診します!


次回は、健やかに年齢を重ねていくうえで、日々できることを浜中先生に教えてもらいます。お楽しみに。


はまじ44歳!ホルモンドックを受ける!
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撮影/木村敦
スタイリング/亀甲有希
ヘア&メイク/ナライユミ
取材・文/小泉咲子
構成/幸山梨奈


第1回「更年期に備えてホルモン検査を受けてみました」>>


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