「殻に閉じこもりがちな理由」から考えてみませんか?


hotteaさん、こんにちは。プロフィールを拝見しましたが、建設業で経理のお仕事をしながら、シングルマザーとして息子さん2人を育ててらっしゃるとのこと。仕事・家事・育児で目が回るほど忙しいお母さんが、こんなに心配してくれるとは……次男さんは果報者だと思います! 多感な時期の男の子をどう導くべきか、これは多くの親御さんに共通する悩みかもしれませんね。

 

世の中にある様々な職業を紹介した『13歳からのハローワーク』しかり、現在の教育は、子どもの主体性を育むことに重点を置き、早いうちから自分でライフプランを考えられる傾向にありますよね。「やりたいこと」を子ども自身に見つけさせ、人生を切り拓かせる。それ自体は素晴らしいことですが、やりたいことを早いうちに見つけられる子もいれば、見つけられない子もいて当然だと思うのです。私が通っていた、比較的将来を見据えた選択がしっかりした学校でさえ、後者の子たちが圧倒的に多かったですから。

むしろ私が気になるのは、次男さんが「中学1年の後半あたりから、なんとなく自分の殻に閉じこもりがち」になり、その状態が5年近くも続いていること。成績不振や進路が不安な気持ちはいったん脇に置いて、次男さんがなぜ家で会話するより、携帯に没入するようになったのか。その原因を探ることから始めても良いかもしれません。

お母さんがバリバリ働く、頼もしい背中を見て育った息子さんたち。まずはお兄ちゃんが、「理学療法学科」という進路を自分で見つけたことで、hotteaさんも心から安堵されたことでしょう。でも、「長男は自分で見つけたのだから、次男も大丈夫だろう」と安心し、お忙しいことも重なり、次男さんに寄り添う時間があまり取れていなかったことはないですか? 「無意識のうちに長男と比べて、嫌な思いをさせてきていたのかも」という言葉が気になりました……。