『直しながら住む家』『家がおしえてくれること』などの著書で、素敵な自宅や暮らしぶりを披露しているエッセイストの小川奈緒さん。生活雑貨にもこだわりのある小川さんがキッチンで選ぶのは、日本メーカーの「白」でした。
関連記事
【無印良品】よすぎてリピ買いした「地味にスゴイ」家事アイテム5選>>
台所で愛用するアイテムは、日本のメーカー、しかも白の製品が多いわが家。
歴史ある老舗メーカーが、今の時代のニーズに合うように開発した商品には、日本人らしい繊細な視点、清潔さへのこだわり、ものを大切に長く使い続ける意識も感じられ、使い心地に納得できるものが多い気がします。日々使い続け、「これはいい!」と惚れ込む白い名品を紹介します。
1.下ごしらえから調理、保存まで。用途に合うサイズや形が見つかる野田琺瑯
野田琺瑯 ホワイトシリーズ
いわずと知れた定番品。わたしが愛用するのは、縁に色がついていない「ホワイトシリーズ」です。一人暮らし時代から、かれこれ15年以上使っているものもあり、表面の琺瑯がはげて鉄地が出てしまっているものもありますが、有害物質が発生するわけではないことがホームページにきちんと書かれているので、あまり気にせず使い続けています。
バットは下ごしらえだけでなくオーブンウェアとしても便利だし、「レクタングル」は入れ子のように各サイズ揃え、つくりおきの常備菜や、残ったおかずの保存容器に毎日フル回転しています。
レクタングルの深型は、カレーやトマトソースのつくりおきの保存容器にも最適。冷蔵庫から取り出して蓋を外せば、そのまま直火にかけて鍋のように温められます。琺瑯は色やにおいうつりもなく、コゲも落としやすいので、長年使っていても致命的な変色や劣化は見られません。
ただ、シール蓋だけは劣化するので、着色やキズが気になったタイミングで交換しています。するとまた新品のように蘇り、このまま半永久的に使えるのではないかと期待しています。
2. 野菜のスライスが早くてきれい!貝印のスライサー
貝印 SELECT100 スライサー
貝印のスライサーは、厚み調節機能がついているタイプを愛用。これ1つであらゆる野菜のスライスをカバーできています。同じシリーズの製品でキャベツの千切り専用もありますが、わたしは1/4にカットしたキャベツの断面をこのスライサーでおろすことで、千切りしてしまいます。
使いやすい調理道具を導入するだけで料理のはかどり方は全然違ってくるもの。凸凹も最小限で、洗いやすくて乾きやすいところもお気に入りのポイントです。
Comment