共用シャワールームで0歳次男をお風呂に入れるのに悪戦苦闘


翌朝、倦怠感はあるものの熱もなく症状は落ち着いていました。コロナは対症療法となるため、この時点では特に治療や投薬はなく、毎朝先生の診察と1日3回検温と血中酸素濃度の測定を行っていくということでした。今日は念のため、胸部のレントゲンと心電図、コロナの種類を特定する検査を受けることになっています(ちなみに結果は最近猛威を奮っているデルタ株ではなく、アルファ株でした)。

 

そして個人的なミッションとしては次男をお風呂に入れるという大仕事がありました。汗っかきなので毎日入れてやらないと湿疹が出来てしまう。朝のうちに入れてやりたい。しかしまだ立てない次男をどうやって入れたらいいのでしょう……。看護師さんに相談すると手伝ってくださると言うので一緒に共用のシャワールームに入っていただきました。

余談ですがコロナの人たちとの共用のスペースって非常に緊張しました。自分もコロナのくせにどの口が言ってるんだという気もしますがナーバスに消毒しまくってしまう身勝手さよ……。

若く美しい看護師さんの横でおもむろに全裸になる私。産後のダルダル感とここ数日のコロナ騒動で全体的に萎んだ体はまるで年老いた象のようで哀しくなりますが、次男を入浴させるという大ミッション下において母ちゃんはそんなこと気にしていられません。

手早く次男を洗い上げ、看護師さんにパスして服を着せてもらいます。そのまま生まれて初めてのドライヤーまでかけてもらい何やら彼は上機嫌でした。その間、私も猛烈な勢いで半年以上美容院に行けていないハードロッカーのようなバサバサのロングヘアーを洗いました。兎にも角にもふたりとも無事に入浴出来て一安心しました。

今日は月曜日、夫と双子、そして母の4人は保健所から指定された病院でPCR検査を受ける予定となっています。問診などに備えて双子の身長体重や既往歴、アレルギーについてなどを整理して夫にLINEしておきます。この手のことを夫婦どちらもが完璧に把握している家ってあるのだろうか? こういう時に母ちゃんは絶対に死ねないぞ!! と強く思います。

PCR検査の結果は翌日に出るとのことですが、もしも陽性で療養が必要になった時はここに入れてもらえるようお願いしてね、と何度も伝えました。夫は家事育児能力がわりと高く、私が不在でも全く家庭が立ち行かなくなるわけではないのですが、家で仕事をしながらやんちゃ盛りの双子の安全を確保して健康的に過ごさせるのはかなり困難であることが容易に想像できます。一層のことこの大部屋に一家で過ごさせてもらうのが一番安心だと勝手ながら思いました。

ところがお昼頃に突然先生から内線で電話がかかってきて、病床が逼迫してきている、餡蜜さんは比較的軽症なので申し訳ないけど小児科の隔離病棟に移っていただきたいとのこと。私の一家大部屋療養計画が翳りを見せましたが、今私にこの申し入れを断るという選択権はありません。すぐに荷物をまとめあげ、また例の車椅子に乗りゴォーゴォーと鳴り物入りで小児科病棟へお引越しをしました。