タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。この連載では、ミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【結婚・移住にまつわるお悩み】

彼氏と将来結婚後に住む場所のことで意見が食い違い、平行線をたどっています。

仕事の都合で3年ほどと期間を決めて移り住んだ東海地方で、結婚を考える彼氏に出会いました。私は絶対に地元の関西に帰りたかったのですが、彼は地方公務員で、東海地方にずっと住みたいからその職を選んだとのこと。彼が転職して関西に引っ越す選択肢はないそうです。結婚するなら私が折れて、東海地方永住を覚悟せねばなりません。

でも、親兄弟も友達もいない場所で子育てをするのは不安ですし、仕事面も関西で築いてきた基盤を捨てることになります。キャリアとしては後退します。せめて関西に帰りやすい新幹線の駅の周辺駅に住みたいですが、彼は県の田舎出身。地元に家を建てることが子供の頃からの夢だったそうです。一方、私は都会出身で、どうしても田舎に住みたくありません。

私ばかり子育ての負担を増やし、キャリアとしてはマイナスになり、また新しい職場で人間関係を築く苦労もします(今の職場は期間限定)。結婚しても苗字さえ変わらない、銀行口座やネットアカウント1つ変わることのない男性のために、住む県を譲ったのに、住む都市まで向こうに合わせるのかと思うと悔しいです。

向こうは環境を変えることなく得るばかりで、私は失うものばかりと思ってしまいます。大切な人の地元だからと好意的に思えたらいいのですが、仕事のために3年と決めて引っ越してきたので、出張のために泊まったビジネスホテルくらい、ただ寝泊まりしただけの思い入れのない場所なのです。

彼の地元に家を建てる夢を叶えてあげるのがいいのでしょうか。どういう気持ちで、どういう言葉選びで、話し合えばいいかわかりません。交渉が決裂して別れを選択することだけはしたくないです。前向きに建設的に将来を考えられるように、アドバイスいただけたら嬉しいです。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
ここ数ヵ月、具体的な結婚話をするようになってきてから。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
彼が何一つ譲ることがなく、私が一方的に合わせていると感じていること。
姉夫婦は私の実家のすぐ近くに住んでおり、実家に入り浸っており親のサポートも借り放題。また、甥っ子たちもじじばばに懐いており、その子育て環境が羨ましく、自分もそういう風になりたい思いが強かった。姉と大の仲良しで、近くに住みたかった。
しかし中でも1番強い思いは、甥っ子が可愛く、大好きなこと。甥っ子としょっちゅう会える場所に住んで、成長を近くで見守りたかった。将来自分の子供と兄弟のように育つといいなと思っていた。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
私と彼氏、どちらか一方ではなくお互いが歩み寄って話し合い、前向きに将来を考えられるようになること。このままでは念願のマイホームを建てても、彼を恨みに思うような気持ちが残りそうで、そういう思いを払拭したい。
2人の新居を「やった! 嬉しいな!」と思えるようになりたい。

(プリマネ・35歳)
現在の家族構成:未婚
職業:歯科医師

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