ステイホームにより、ふたたび火がついたと言われる韓国ドラマブーム。その中毒性の高さゆえ、ストーリーにハマるのはもちろんですが……なんと言っても女性を魅了するのは、見目麗しき韓国俳優たち。

当記事は、韓国料理研究家でもあるライター・小澤サチエが、韓国俳優たちのファッション事情を語ります。


今年の春頃話題になった財閥サスペンスドラマ『Mine』。ストーリーの面白さだけでなく、女優たちの華やかな財閥ファッションにも注目が集まりました。

特に印象に残ったのは、主人公ヒスを演じたイ・ボヨン(42)。美しく華やかなアイテムを嫌味なく着こなすヒスのファッションは、実はアラフォー女性として真似したいポイントがたくさんあるのです。

鮮やかな大胆プリントを堂々と着こなす
 


ヒスはカラフルで華やかなプリント系のロングドレスが大好き。ドラマの衣装としてたびたび登場していたのは、韓国系アメリカ人による新進気鋭のデザイナーブランド「SOONIL」のプリントドレスでした。鮮やかなプリントは、顔を明るく見せ、若々しく愛らしい印象に。

 

日頃、無地やモノトーンばかりで無難なコーディネートに逃げてばかりいるライターの私……。ヒスのコーディネートを見ていると、同じアラフォーとしてなんだか勇気付けられます!

そしてこちらも同様に「SOONIL」の衣装ですが、ワンピースではなくセットアップ。


やはり華やかなプリントですが、カジュアルな形の半袖シャツのおかげで、気取りすぎていないのが可愛いです。ヒスはボディラインを強調しすぎないところが、好感度が高い秘訣。トップがタイトな時は、ボトムをロング丈にする……など、大人の女性にも抵抗感のないバランスを取るのもとてもうまいです。

次にこちらは「ETRO」のドレス。個性的な柄をさらりと着こなしています。


一見ド派手な柄なのですが、革のベルトでウエストマークすることで、落ち着きと品をプラス。

大人の女性だからこそ着こなせるアウター
 


こちらはFENDIの全身コーデです。一見スーツのようにも見えますが、白いコートに、同じくFENDIピーカブーのバッグをチョイス。

袖や肩のデザインなど個性的なアウターですが、“服に負けずに”着こなせるのは、アラフォーの貫禄あってこそ。年齢と共に似合うファッションは変化しますが、ヒスを見ていると、大人の女性でないと着こなせないアイテムがたくさんあるのだと気付かされます。

明るいヒスにぴったりのイエロードレス
 


イエローがパッと目を引くドレスは、DIORのもの。明るくて愛らしいヒスのキャラクターにもぴったり合っていました。本来はベアトップのようなデザインのドレスですが、白のタンクトップと重ね着することで、グッと品のある着こなしに。

スヒョンと腕を組みながら歩くシーンでしたが、スヒョンの白×黒ファッションともリンクしているように見えました。それぞれのファッションがそれぞれのキャラを表現している、印象的なシーンです。


以上、韓国ドラマ『Mine』でヒスを演じたイ・ボヨンの財閥ファッションをご紹介しました。42歳とは思えぬ美貌のイ・ボヨンですが、上質で個性的なアイテムを着こなせるのは、アラフォーだからこその強み。

「年齢を重ねて、若い時より似合わない服が増えた……」なんて嘆いてばかりいないで、大人の女性ならではのファッションを堂々と楽しみたいと勇気をもらいました。
 

構成/山本理沙

 

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