打って出る場所を間違えたメーガン

メーガン妃VS.カミラ夫人。「女の知性と品格」が分かる、バッシング対応_img0
写真:REX/アフロ

一方のメーガン妃の結婚の目的は、夫を支えるより、自分自身が“世に打って出る”こと。だからおとなしく2番手に甘んじることにアッという間に嫌気がさし、バッシングも激化、ならば少し離れたところから反撃の狼煙を上げようとしたわけですが、野望と妄想が相まって、自分を第二のダイアナ妃にしたいと目論んだのが大間違い。

 

自分たちが主役となる新作ドラマでは、冒頭にヒロイン=メーガン妃が大事故に遭う場面が夢の一部として描かれ、誰が見てもダイアナ妃の不慮の事故を想起させることで、大顰蹙(だいひんしゅく)を買ったと言われます。

ただ何かにつけて思い出すのは、メーガン妃の少女時代にまつわるこんな逸話。「女性の居場所は台所」と言うコピーの家電CMに12歳のメーガンが「女性差別だ」と噛み付き、当時弁護士だったヒラリー夫人に手紙を書いて、CMコピーを変えさせているのです。

まさに子どもの頃から社会と戦う女だったわけで、敵を作って燃えるタイプ。だから、ただの傲慢とは違うのかもしれません。おそらく大統領になりたいと言う野望も何割かは本物でしょう。しかしテレビ女優のままでは虚しい距離がありすぎ。そこにヘンリー王子が現れ、ここぞとばかり飛びついたという物語は、ちょっと出来過ぎ。

とは言え、世に打って出た場所が皇室だったのは誤算と言うほかありません。政治的な主張は難しく、誠実な奉仕の精神を求められるばかりだったからこそ、暴れだしたのではなかったかと

その手段として彼女は、自分を被害者にすることで社会にメッセージを送ると言う方法をとるわけですが、世界最強の王室を悪者にする、その手法もまた大間違いだったと言うほかありません。

だって誰が考えても被害者じゃないもの。本当に差別があるなら皇室には入れなかったはず。キャサリン妃でさえ平民出身であることで、結婚を潰そうという動きがあったのです。そもそもがメーガン嬢ほどラッキーな女性はいないほど。なのにそれには全く気付かずに、さらに多くを求めたことで、計画に狂いが生じたと気付くべきなのです。