なんか、ちゃんとした秋になってきましたね。そう、それはつまり、肌寒い……。こんな時季に毎年活躍するのがスウェットでございます。展示会でオーダーしていた人気者が届きました〜。

 
 

スウェット、#昭和用語 でいうところのトレーナー。ちょっと前までトレーナーといえばスポーティなアイテム、もしくはアメカジ的な着こなしに登場するもの、と相場は決まっておりました。あくまでもそういう“テイストを狙う日”に着るもの。

 

ところがここ数年で、スウェットの立ち位置が大きく変化! かなりワードローブ界での立場(ってどんなん?)が上がり、ニットと同格くらいにまで出世しています。大躍進!! 春も秋も、なんなら真冬だって、かなりのヘビロテでございます!

で、誰にも求められていませんが、この「スウェット大躍進」について、ワタクシ考えてみました。

まず、素材そのものの進化。スウェットや裏毛素材が格段に進化し、薄く快適な着心地、さらにスムースな表面感のものが増えているんですね。だからシンプルなデザインでもきれい見えする。昔のスウェットって、本気のものほどスポーティで、ゴワゴワで固くて、脱ぎ着が苦行みたいなのもありましたよね〜。

そして素材の進化にともない、デザインも大きく更新。素材が薄手でしなやかになったから、例えばたっぷりとしたオーバーシルエットにしたときに柔らかなニュアンスが生まれ、ニットと遜色のないスタイリングが楽しめるようになった、ということも大きいと思います。これにより、フェミニン派のスウェット着用率がグッと上がった気がします! 今では“お仕事シーンにも着られるスウェット”みたいな、一見矛盾だらけみたいなスウェットも増えていますし!

画像で私が着ている「レミレリーフ」のスウェットは、今どきのスウェットの中ではカジュアルなムードの方だと思います。でもやっぱり、ラフな素材感でありながらほどよく薄手で、袖をブラウジングしても柔らかいニュアンスが出て、ピタッと着こなしが決まる。オーバーシルエットでも適度な落ち感があるから体にしなやかに添い、ただのでっかいスウェット(言い方!)とは訳が違うのです。

そうそう! スウェットが重宝するもう一つの理由に、冬場に着る機能インナーの進化も挙げられると思います。真冬の室内って暖房が効きすぎていて、厚手のニットだと汗だくになることも……。むしろ機能性インナー(なんなら半袖のもの)+スウェット、くらいの方が真冬の室内ではちょうどいいんですよね。そんなわけで、私的にもスウェットの大躍進は今後も続きそうです〜。

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