ステイホームにより、ふたたび火がついたと言われる韓国ドラマブーム。
韓国ドラマを見ていると、不思議と“韓国料理が食べたくて仕方ない”症状に陥りませんか？
当記事は、韓国料理エッセイストでもあるライター・小澤サチエが、自宅で簡単に再現できるオリジナルレシピを紹介します。
前編はこちら
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『イカゲーム』の世界にもっと浸れる！韓国料理レシピ
ドラマの中では、「だるまさんが転んだ」を始めとした“昔懐かしの遊び”が次々と登場しました。舞台は韓国ですが、私たち日本人にも馴染みのある昔の遊びが多かったのも、人気の理由だと言えるでしょう。
そして、昔懐かしいアイテムはゲームだけではありませんでした。
参加者の食事として配られた、平たいアルミのお弁当箱。001の番号をつけた最年長の老人・イルナムは、お弁当のフタを開けるなり昔を懐かしんでいました。主人公のギフンも「ストーブがあれば温めたかった」と子供の頃の思い出を語っていましたが、昔は実際に、教室のストーブでお弁当を温め、ひっくり返しながら熱々にして食べたと聞きます。
韓国では「思い出のお弁当」と呼ばれる、この昔ながらのお弁当。その特徴は、アルミの弁当箱に入っていて、キムチ炒めをはじめとした数種類の定番のおかず、そしてごはんの上に目玉焼きがのっているというものです。
もしかしたら昔懐かしの遊びも、このお弁当も、黒幕だった人物（ネタバレになるのでここでは触れません）が欲したものだったのかもしれないなあ…なんて、ふと思いました。
食べるときは、スプーンなどで卵やごはんをくずし、フタをしてシャカシャカと振るのだそうです。こうしてビビンパのようにごはんとおかずをよく混ぜて、おいしく食べるのが韓国式。
『イカゲーム』で食べていたお弁当の中身は、キムチ炒め、じゃこ炒め、黒豆の煮物の3種のおかず。そしてお約束の目玉焼きがごはんの上に乗っていました。
今回は、「ソーセージのジョン」や、「ほうれん草のナムル」、絶対に欠かせない「キムチ炒め」などをご紹介。ドラマで食べていたお弁当よりは、彩りも美しくなるようにおかずをチョイスしましたが、どれも、「思い出弁当」の定番とされているおかずです。
ぜひおうちで作って、『イカゲーム』を見ながら食べてください。そしてドラマの世界にどっぷりハマっていただきたいです！
＜絶品！ “思い出弁当”のレシピ＞
材料
・ ごはん
・ 卵1個
・ （あれば）韓国のり、黒ゴマ、コチュジャンなど
＜キムチ炒め＞
・ キムチ100g
・ 砂糖大さじ1/2
・ ごま油大さじ1/2
・ 白ゴマ 小さじ1
・ （好みで）粉唐辛子小さじ1
作り方
キムチはハサミで細かくカットし、ごま油と砂糖であえる。好みで粉唐辛子も入れてよく混ぜ、フライパンで炒める。最後に白ゴマを加える。
＜ほうれん草のナムル＞
・ ほうれん草1/2束
・ しょうゆ 小さじ1/2
・ ごま油 小さじ1/2
・ 砂糖 小さじ1/4
・ 塩ひとつまみ
・ （あれば）ダシダひとつまみ
・ 白ゴマ 小さじ1/2
・ にんにくのすりおろし小さじ1/2
・ 長ネギのみじん切り 3〜4cm分
作り方
お湯を沸かし、沸騰したら塩を加え、30秒ほど茹でる。冷水に取って水を絞り、全ての材料を加えてよく混ぜる。
＜ソーセージのジョン＞
・ なるべく太めのソーセージ1/2本
・ 卵1個
作り方
卵をといて卵液を作る。ソーセージを7〜8mm程度の厚さにスライスし、卵液にくぐらせる。フライパンを熱してオリーブオイルを引き、ソーセージを両面焼く。余った卵液を2度塗りしながら焼くと、衣ができやすい。衣が少し色づいたら取り出す。
＜じゃこの炒めもの＞
・ ちりめんじゃこ30g
・ 砂糖 小さじ1
・ 白ゴマ 小さじ1
・ ごま油適量
作り方
フライパンにごま油を引いて熱し、ちりめんじゃこを炒める。砂糖を加えてカリッとするまで炒めたら、ゴマを加える。
お弁当の作り方
① 上記を参考に、4種類のおかずを作る。
② 目玉焼きを作る。できるだけ丸く作れると良い。
③ お弁当箱にごはんとおかずを綺麗に詰める。ごはんの上に韓国のりをちぎったものと、目玉焼きをのせる。目玉焼きの上に黒ゴマをかける。お好みでコチュジャンを小さじ1程度そえる。
④ 食べるときはよく混ぜて、ビビンバのようにいただく。
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この記事は2021年11月5日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
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