ステイホームにより、ふたたび火がついたと言われる韓国ドラマブーム。
韓国ドラマを見ていると、不思議と“韓国料理が食べたくて仕方ない”症状に陥りませんか?
当記事は、韓国料理研究家でもあるライター・小澤サチエが、自宅で簡単に再現できるオリジナルレシピを紹介します。
前編はこちら
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『mine』の世界にもっと浸れる!韓国料理レシピ
記事の前編でご紹介した、大ヒットドラマ『Mine』。
ドラマの中では、3人の女性を中心とした、複雑な人間模様からも目が離せませんでしたね。特に気になっていたのが、ヒスと家庭教師のカン・ジャギョンの関係。
まだ「Mine」を見ていない方のために詳細は伏せますが、途中でヒスのためにジャギョンが毎日わかめスープを作り続ける場面が登場します。
他の韓国ドラマを見ていても、必ずと言っていいほどわかめスープが登場しませんか?そのほとんどは、誕生日のシーンです。
「なぜ誕生日にわかめスープ?」と思う方もいるかもしれませんが、わかめには栄養がたっぷり含まれているため、韓国では産後の女性は、体力回復のためにわかめスープを毎日のように飲む習慣があるのです。カルシウムや鉄分が豊富なので、母乳にも良いと言われています。
産院などでの食事もわかめスープが出され、退院後も姑が大量にわかめスープを作ってくれたりするそうで、1ヶ月以上飲み続けるのも普通なのだとか。
それが転じて、誕生日には生まれたことへの感謝の意味で、わかめスープを飲むという風習が根付いているようです。
ところでこの韓国のわかめスープ・通称“ミヨックク”は、日本の焼き肉屋さんでよく出てくるような、あっさりした透明のわかめスープとは全くの別物。
スープが真っ黒に見えるほどわかめがどっさり入っていて、「飲む」というより「食べる」感覚。牛肉のダシもしっかり効いています。私も初めてミヨッククを飲んだ時は、本当に美味しくて感激しました。
今回は、韓国でも最もポピュラーな牛肉入りのわかめスープを作りましょう。日本の家庭でも作りやすいレシピをご紹介しますので、ぜひおうちで作って、『Mine』を見ながら食べてください。そしてドラマの世界にどっぷりハマっていただきたいです!
<絶品!韓国わかめスープ“ミヨックク”のレシピ>
材料(2人分)
・ 乾燥わかめ 20g
・ 牛肉の薄切り肉や切り落としなど 100g(できれば脂身の少ないものが良い)
・ 胡麻油 大さじ1
・ 醤油 大さじ1
・ 塩 小さじ1/2
・ (あればダシダ 小さじ1/2)
・ 水 700cc
★ 塩コショウ 少々
★ 料理酒 小さじ1
★ おろしにんにく 小さじ1/3
作り方
① わかめは水につけて戻しておく。
② わかめを食べやすいサイズにカットする。牛肉も大きければ食べやすいサイズに切る。
③ 牛肉を★の調味料で味付けし、よくあえる。にんにくは入れたくない場合は入れなくても可。
④ 鍋を熱し、胡麻油大さじ1を引く。③の牛肉を炒める。
⑤ 醤油大さじ1を加えてさらに炒め、肉の色が変わったらわかめも入れて一緒によく炒める。
⑥ 水700ccを入れて、煮込む。煮立ってきたら塩小さじ1/2、あればダシダ小さじ1/2を加える。ダシダがなければ塩を気持ち多めに入れる。
⑦ よく煮込んだほうが牛肉のダシが出て、わかめも柔らかくなります。ここから弱火で20分以上煮るとさらにおいしくなります。
⑧ ご飯やキムチと一緒にいただきます。
※隠し味で魚醤(韓国のイワシエキス。ナンプラーも可)を入れるとさらにおいしくなります。
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