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愛子さまはロシアでスキーを覚えた雅子さまとご一緒に毎年スキーを楽しんだ【愛子さまの20年】

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2021年12月1日に20歳の誕生日を迎える愛子さま。これからは成年皇族としてご公務に携わるようになります。愛子さまらしくお幸せに歩まれますように、今後をあたたかく見守りたいものです。

思えば20年前、愛子さまのご誕生は、雅子さま、現在の天皇陛下、上皇ご夫妻はもちろん国民に大きな幸せをもたらしました。愛子さまご成人を記念して、ご家族で歩まれたこれまでの日々を振り返ります。

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愛子さま3歳。スポーツ万能の雅子さまとご一緒に、愛子さまは幼い頃よりスキーを楽しまれてきました。2005年1月、長野・奥志賀高原スキー場にて。写真/宮内庁提供

雅子さまは、1963年12月9日に東京でお生まれになりました。昔の東京オリンピックが行われる前年のことです。1965年、外交官の父がモスクワの日本大使館の一等書記官として赴任することになり、一家はモスクワに引っ越します。雅子さまが1歳8ヵ月のころでした。

 

2歳の夏からは、モスクワの市立保育園に通いはじめ、ロシア人の子どもたちと一緒に過ごすようになりました。あっという間に環境に慣れた小さな雅子さまは、ご自分が日本人なのかロシア人なのかわからなくなったほどといいます。

母の優美子さんは、のちに当時のことをこう話しています。
「雅子は3ヵ月ほどでロシア語に不自由しなくなり、そのうち寝言もロシア語で言うようになりました。その保育園の場所柄、いろいろな国の外交官のお子さんも混じっていて、みんなわいわい朝の8時半から夕方の5時までロシア語で生活しているのです。それでも、帰宅してからは日本語で話しているのですから、バイリンガルです」

厳寒の雪の国、ロシア。雅子さまは、スキーもこのころに覚えました。モスクワ時代の小和田一家は、家族が一緒に過ごす時間が多かった、と父の恆(ひさし)さんは語っています。週末は、郊外の大使館別荘に足をのばして家族そろってスキーやスケート、そり遊びをします。夏になれば、近くの草原をおもいっきり駆け回って楽しんだといいます。やがて雅子さまはスポーツが大好きな少女に成長していきました。

モスクワでの家族そろった楽しい生活は、父恆さんが国連日本政府代表部一等書記官となり、一家がニューヨークに転居するまでの2年9ヵ月間に及びました。

子どものころに家族でスキーや雪遊びを楽しんだことは、きっと雅子さまにとって大切な思い出でしょう。愛子さまが生まれると、天皇陛下(当時は皇太子さま)とともにご家族で雪遊びを楽しまれるようになり、ご成長されてからもご一家でスキーを楽しんでこられました。

現在では愛子さまもすっかりスキーが上達されたとのこと。愛子さまにとっても、この幸せなひとときは宝物になっていることでしょう。

(つづく)

愛子さま3歳。2005年1月、長野・奥志賀高原スキー場にて。写真/宮内庁提供

 

【秘蔵写真】ご一家で仲睦まじく……かわいらしい愛子さまの成長ぶり
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①写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
②写真/ロイター/アフロ
③④写真/宮内庁提供
⑤写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑥⑦写真/AP/アフロ
⑧写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑨⑩写真/JMPA・小学館
⑪写真/The Asahi Shimbun/Getty Images
⑫写真/JMPA/新潮社
⑬⑭写真/JMPA/講談社
⑮⑯写真/JMPA/光文社
⑰⑱⑲写真/The Asahi Shimbun/Getty Images


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/高木香織


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