お父さまから「勇気・根気・忍耐・思いやり」を受け継がれて【愛子さまの20年】
2021年12月1日に20歳の誕生日を迎えられた愛子さま。これからは成年皇族としてご公務に携わるようになります。愛子さまらしくお幸せに歩まれますように、今後をあたたかく見守りたいものです。
思えば20年前、愛子さまのご誕生は、雅子さま、現在の天皇陛下、上皇ご夫妻はもちろん国民に大きな幸せをもたらしました。愛子さまご成人を記念して、ご家族で歩まれたこれまでの日々を振り返ります。
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天皇陛下(当時は皇太子さま)と雅子さまは、1993年にご婚約されました。ご婚約会見のとき、記者から陛下の魅力を聞かれて、雅子さまはこんなふうに答えられました。
「やはり、大変忍耐強くて、根気強くていらっしゃること。勇気がおありになること。そして、すごく思いやりがある方だということだと思います」
そうした陛下のご人格は、上皇さまと美智子さまの、とりわけ母親である美智子さまの愛情と思いやり、しつけと家庭教育のたまものといえるでしょう。
この会見のなかで、陛下は、お母さまである美智子さまにふれつつ、印象深いお言葉を残されています。
「以前に皇后さまに伺ったとき、『私はいつも自分の足りない点を、まわりの人々に許していただいて、ここまできたのよ』ということを言われたことがございます。その言葉が、いつまでも非常に印象深く残っております。……(雅子さんは)なにぶんにも皇太子妃という非常に責任のある重大な立場になるわけですから、苦労があった場合には、私がそばにいて、全力で守って、助けてあげたいと思っております」
と、陛下はおっしゃったのです。
国民の前で「私がそばにいて、雅子さんを全力で守っていく」と宣言されたのでした。
雅子さまのご理解と陛下のあたたかな思いやり。おふたりのそうしたご人格が、愛子さまにも受け継がれていくことでしょう。
愛子さまはお育ちの過程で、体調を崩されて学校を休みがちだったこともありました。ご両親である陛下と雅子さまのご心配はどれほどであったかと胸が痛みます。
しかし、成長されるとともに愛子さまは安定され、今はすっかりお健やかになられているとお見受けいたします。
そして、学習院大学文学部日本語文学科にご在学され、学業に励んでいらっしゃるのです。
お父さまの「勇気・根気・忍耐・思いやり」を受け継がれて、この先の道を幸せに歩まれていくことを心からお祈りいたします。
(つづく)
【秘蔵写真】愛子さまご誕生時、宮内庁病院前での幸せな瞬間
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写真/JMPA
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
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