自由になるためには、自立心は必要不可欠!


自由になるためにできたほうがいいことは、「自立すること」です。逆を言えば、依存していると、自分が合わない環境、人から離れられなくなってしまうのです。
例えば、「会社に食べさせてもらっている」と考えている人は、会社にしがみついてしまいます。そうすると、その会社で働くことが自分に合わなくなっても、さらに理不尽なことがあっても、辞められずに働き続けてしまいます。それで心身が不調になってしまう人もいます。
「そんなことを言ったって、お金がないと食べていけないでしょ?」というのはごもっともです。でも、「その会社でしかお金を稼げない」という思いが、自分の可能性を狭めてしまっていることもあるのです。
自由になるためにも、「いつでもこの会社を辞めることはできる」と思えるくらいに、色々な選択肢を持つことが大切なのです。そうしたら、その会社で働いていても「自由を手に入れている」と言えるのです。色々な選択肢の中で、“自分の意志”でその会社で働いているからです。

 

精神的な面でも、自立は大切です。1人で生きていくことも、誰かと生きていくこともできることで、選択肢は増えます。
例えば、恋愛面においては、「どこかにいる “自分のハートの片割れ”と1つになることで、ようやく自分は完全になれる」と思って、運命の人を探している人は意外といます。なかには、自分に足りないものを相手によって補おうとして、やみくもに恋愛を追い求めてしまう人もいます。
でも、実際は1人でも完全な存在になり得るもの。むしろ、今後の人としての進化としては、「1人でも完全な存在になることを目指していく」とも言われています。
「パートナーがいないと自分は完全になれない」と思い込んでしまうと、1人でいるのは「足りない状態」だと感じてしまうところも。でも、必ずしも、そうではないのです。
もちろん愛するパートナーがいることは素敵なことです。でも、1人で生きることも悪いことではないことを理解しておいたほうが、より「人生の選択肢」を持てるようになるでしょう。

さらに言えば、精神的に自立しているからこそ、本当の意味で人を愛することができます。ただただ相手を愛せるようになるからです。
逆を言えば、依存心があると、自分の(足りないところを埋める)ために、相手を“必要”としてしまうのです(=自己愛)。
また、本当に愛しているからこそ、相手が「離れたい」と言ってきたときには、その手を放すこともできます。自立と愛情がセットだからこそ、自分も相手も自由になることができるのです。

最後に紹介するものは、自由を選んだら、必ずといってもいいくらいに「付いてくるもの」です。これが怖いから、自由を手に入れない人もいるくらいです。それについては、次のページで紹介します。