自分磨き2:知識を得て、幸せなものの考え方を学ぶ


学校教育では、「幸せ」や「愛」について、きちんと教えてくれないことが多いもの。だからこそ、大人になってもそれが分かっていない人は少なくありません。
でも、それこそが生きていく上で大事な知識だと言えるでしょう。それが分かっていないと、人生において進む方向を間違えてしまうこともあるからです。
そのためにも、色々な本を読んで、知識を深めることが重要です。現代は読書離れが進んでいると言われますが、読書ほどお得なものはありません。
私たちが日常の限られた生活だけで学べること、得られるものは限られているので、経験したことのないようなトラブルが起こったときには心が乱れがちです。でも、本によって先人たちが人生を通して学んだことを知ることができたら、すんなりクリアできることもあるのです。良書は「幸せな人生にするための攻略本」といっても、過言ではないのです。

 

本によって、特に学んだほうがいいことは、「幸せ」や「愛」についてです。多くの人が幸せになりたいし、愛されたいもの。でも、それらが「どういうものなのか」を分からないまま追いかけていることが少なくありません。
現代は物質主義の思考の人が多く、「人よりもいいものを得ること」が幸せだと思っている人は少なくありません。でも、実際にいい会社に入り、出世し、お金持ちになったら、幸せなのかというと、人生はそんな単純なものではありません。
また、「人よりもいいもの」といっても、自分に合わないものを手に入れても幸福感は得られないし、そもそも幸せの形は人それぞれです。お金よりも自由な時間が欲しい人もいれば、家族よりも1人の気ままな生き方を好む人もいます。
視野や価値観の幅を広げることができたら、自分自身や他の人のことをより理解しやすくなってくるので、人付き合いも良好になってくるでしょう。

また、「自分を愛すること」「人を愛すること」とはどういうことなのかをきちんと理解するようになったときには、言動に変化が出てきて、雰囲気も変わってきます。自分にとってメリットがある、なしに関わらず、人に親切にできるようにもなるでしょう。そうすると、人生に物質的なものとは違う「豊かさ」が増えてくるのです。
さらに、「愛」を理解できるようになればなるほど、この世界には実はたくさんの愛があり、感謝できるようになることもあるでしょう。多くの人のおかげで、この世界は成り立っていますしね。
「幸せ」や「愛」は、“目に見えないもの”だからこそ、物質的な価値観が強まってくると、感じなくなってしまうことが多いもの。でも、こういった“目に見えないもの”まで感じる力が大切なのです。

先ほどは、「自分の欠点を克服するよりも、長所や特技を高めること」をおすすめしましたが、「心の弱さ」は、克服したほうがいいことです。「心の弱さ」は、その人の本質(性格)というわけではないので、鍛えたらより強くなれる可能性は高いでしょう。
トラブルの根本的な原因となるものは、「自分の弱さ」であることが多いので、鍛えるほどに幸せに生きやすくなります。それについては、次のページで紹介します。