〔ミモレ編集室〕発企画の第二弾がスタートしました! テーマは、ミモレで11月に新カテゴリとしてスタートした「キャリアと人生」。
今回は、アイデア出しのグループワークと、その後の編集会議の模様について、編集室メンバーのマイがレポートします。
「キャリア」とは、人生そのもの
一回目のオンライン会議では、編集室メンバーが企画アイデアを出し合うグループワークを行いました。
はじめに、バタやんさんから「そもそも『キャリア』とは?」というお話がありました。
バタやんさん(以下「バタやん」):ミモレの考える「キャリア」とは、人が歩いてきた人生そのものであって、必ずしもお仕事(=ジョブ)のことを指しません。この考え方を広めていきたいという思いから、ミモレで「キャリアと人生」のコンテンツをスタートさせました。
この川良編集長のお言葉、勇気づけられました……!
バタやん:このことを前提として、今日は「キャリア」というテーマで企画を考えてみましょう。グループワークでは、「企画のテーマ」、「企画意図(なぜやるのか?)」、「取材方法」を話し合えるといいですね。
グループワーク開始!―アイデアが発展していく面白さ
さっそく編集室の参加メンバーがAとBの2班に分かれ、企画を話し合うことになりました。
私はB班に。緊張気味にZoomのルームに入ると、「こんにちは~」と和やかな雰囲気で、一安心。グループワークがスタートしました。
Sさん:女性誌で見かける、一般女性の暮らしやキャリアを紹介するページが好きなんです。いろんな人のキャリアを、人生という長いスパンで紹介したらどうでしょう。”年表”を載せるとか。
Iさん:偉大な人よりも、等身大の人の話の方が参考になりますよね。私は、カウンセラーさんが「人生を考えるワークショップ」を開いているのを見て、受けてみたいなと思いました。
欧米に比べて、日本ではカウンセリングが一般的とは言いがたい状況。「日本でももっとカウンセリングが身近になったらいいね」という話になり、「編集室メンバーが実際に受けてみて、体験談を紹介してはどうか」という案が出ました。
それから、「”年表”の案も捨てがたいよね」という話に及んだところ――。
Fさん:実は私、ライフプランの年表をずっとつくっていて。今、2040年代までできています。
一同:え~!
Fさん:「何年にどういうことをして」って”人生の指針”をつくると安心できるんです。
カウンセリングの体験記に加えて、「過去から未来までの年表も書いてみるといいかも」、「人生のターニングポイントや目標を見直すきっかけにもなりますよね」とアイデアがまとまりました。
誰かのアイデアから話が展開したり、アイデア同士が繋がったりするのは、グループワークならではですね。
「お金を稼がないと、キャリアじゃないの?」
もう一方のA班からは、「女性のキャリアの多様性を認め合う」をテーマに、「家事育児などへの向き合い方を、いろんな立場の人に聞く」という企画が発表されました。
Mさん:同じ班の人の印象的なエピソードとして、子育て後に再就職した際に「今までお休みしてたんですね」と言われたそうなんです。「子育てってお休みなの?」と疑問に思って。
Rさん:「お金を稼がないとキャリアじゃないの?」という話ですよね。育児をしている人が肩身の狭い思いをすることなく、胸を張って伸び伸び生きていける世の中になってほしいです。
Sさん:育児だけでなく、家事や介護なども同じですよね。
「今までお休みしてたんですね」というエピソード、この問題をすごく象徴しているなと思いました。
川良編集長から、「たとえ”答え”が出なくても、”モヤモヤ”を表に出すだけでも意味があると思っています。みんなが『考えてもみなかった』から『疑問を持ちつづける』に変わったら、それは違う世界ですよね」との素敵なお言葉が。
自分たちの身近な問題意識から企画を考えることは新鮮で、ワクワクしました。
このグループワークを受け、後日編集会議が開催されることになりました!
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