占いに興味のなかった文筆家・小川さんが始めたパワーウィシュ。自分が願ったことはもちろん、“願いそのまま”以上の形で動き始めた状況を見て、かなう日に向かっている経過だと確信できるそう。「願うより誓う」行為に近いのでは、と分析するパワーウィッシュの経験談をお伺いしました。

 

はじめてのパワーウィッシュは、乙女座の新月。リチュアルを参考に、書いた願いは4つでした。

美容や健康面での向上を意識して書いた「ダイエットで減った体重を維持すること」「スマホを寝る場所から遠ざけて睡眠の質を上げること」という2つの願いは、自分の心がけ次第でクリアできるものでしたが、あとの2つは、実現のハードルが高いことを承知のうえで書いたものでした。
それは、「新刊が反響を呼んで、早く重版が決まること」、「その反響を受けて次の書籍に向けた連載がスタートすること」

最新刊『ただいま見直し中』は、わたしにとって10冊目の作品です。これまでの重版はいずれも1年以上経ってからだったので、発売から間もなく重版が決まることに対して、わたしはずっと憧れと目標を持っていました。

でもそれは、わたしに限らず、本を出すすべての著者や編集者、出版社が望むこと。願うだけでかなうなんて簡単な話ではないことは、十分わかっています。
 
ところが、初版発行日からおよそ1ヶ月、担当編集者さんから届いたメールには「重版決定です!」の文字が。

今回の本は、いつも聴いているラジオ番組からゲスト出演の依頼が舞い込んだり、ミモレでもさまざまな角度から取り上げていただいたり、これまで出版してきた著作とは少し違う反応と広がり方を感じてはいましたが、まさかこんなに早く実現するなんて。今でも信じられない気持ちです。

4つめに書いた新連載スタートの願いについては、ちょっと意外なストーリーが待っていました。
実は、パワーウィッシュを書いた直後、3年ほど続けてきた雑誌の連載の終了を告げられました。え? はじまるどころか、終わり?
ところがそれは、連載をまとめて書籍化しましょう、という話とセットでした。願ったままかなったわけではないけれど、そもそも連載の先に見据えていたのは書籍化だったわけで、だったら大筋としてかなったことにしようとしているわたしは、おめでたいでしょうか(笑)。

とにかく、本人の実感としては「パワーウィッシュノートに書いたことはすべてかなった」と受け止めています。

また、Keikoさんのリチュアルを聴いてパワーウィッシュを書くことは、自分の願いを具体化する恰好のトレーニングになると思っています。

 


*リチュアルのサンプルはこちらからお聞きいただけます

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自分が心の奥深くでひそかに願っていることを、自覚したり、じっくり考えたりする機会は、忙しい日常においてそうそうありません。でも、リチュアルを聴いていると「そういえばわたしはこんなことがやりたかったのかも」という自己発見が毎回あります。

Keikoさんが示してくれるのはあくまでヒントで、それを手がかりに自分の内側に潜りながら考え、答えを見つけだすのも自分。そこが、そもそも占いに答えを求めていないわたしには合っていると感じています。

 
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