婦人ともなれば、シミ、シワ、くすみ、毛穴、ほうれい線などなど、肌のお悩みはてんこ盛り。細かいところを気にし始めたら、ほんと、キリがない。そこで私は40歳を過ぎたあたりから、細かいディテールではなく、これからは顔全体の印象で攻めていこう! と決めました(別に攻める必要はない……)。

で、その主な攻めのポイントとしては(ですから、攻めなくて良い……)、やはりツヤ! 肌ツヤ一択! そう、しみやシワなどのディテールに夢中になってしまうと、どうしても肌を作っていくときにそれらの“七難”を隠していく方向になりがち。隠すということは、基本的に何かを上から塗って覆っていくということ。すると自ずと厚塗り傾向になってしまう! そして、そもそも何かを上手に塗るという技術も必要! もう無理!!

それよりは、顔全体の印象がツヤツヤと輝き、なんだかフレッシュでハツラツとしていて、結果として細かい七難に目が向かない方法を選びたいと思うのです。

毎度おなじみの極端な話をします。カッサカサの「マット肌」とピッカピカ(テッカテカっでもOK)の「ツヤ肌」。どちらも、ものすごーーく極端な例を思い浮かべてください。絶対にどちらかを選ばなくてはならないとしたら……。私はピッカピカのツヤ肌さんを選びます。だってそっちの婦人の方が元気そうで、アクティブ、ポジティブな印象だから。

ヴォワールコレクチュール n SPF25・PA++ /クレ・ド・ポー ボーテ
 

で、この下地の登場です。これ、ヘア&メイクアップアーティストの笹本恭平さんの著書『コンサバメイク革命』で知ったもの。生まれて初めて買ったメイク本です。

 

笹本さんはファッションページや女優さんの撮影などでお世話になっている、超超スーパーウルトラ売れっ子ヘア&メイクさん。とにかくヘアもメイクもシャレてる! ファッションとのマッチングもきちんと考えた上で、一歩先行くシャレ顔をいつも提案してくださるのです。

 

で、その著書の中で「これを仕込んでおくと、コンシーラーがマジで少なくて済む!」として紹介されていたのがこの「ヴォワールコレクチュールn」。はい、このコメントを見てすぐに購入!

笹本さんの言葉通り、決して厚塗りにはならず、ふわっとした発光で肌を覆ってくれてシミやくすみ、毛穴が気にならなくなる! びっくり。

 


この下地を塗っただけの画像がこれです。軽めのファンデーションを塗ったくらい、肌がトーンアップしています。(もちろん、鼻の横や口周りはアレですけれども!)

正しいメイク法としては、この下地の後、コンシーラー→ファンデーション、と進んでいくものだと思われますが、私の場合コンシーラーはスキップ(#ズボラ美容)。この下地でかなりコンディションのいい肌(風)になれるので、あとは気になるところに軽めのクッションファンデを塗るだけです。全顔には塗らず、頬や小鼻の周り、口の周りのくすみゾーンのみ。こんなかなりいい加減な塗り方でも、なんだかいい感じのヘルシーなツヤ肌が完成します! 簡単!

若い頃には、はっきり言ってメイク下地の意味がわかっていませんでした。下地とファンデーションをセットで買うと高いから、ファンデだけでいいや! とか、BAさんから下地を勧められてもお断りすることもしばしば。そんな私も、とうとう(やや遅すぎるけど)下地のありがたみを実感! やっぱり、全然違う! そして何よりも感動したのが、良い下地を使うとファンデが少なくて済み、いい加減な塗り方でもなんとかなり、結果、かなりラクだということ! これ、ほんとーに大事! ということで、これからも優秀な下地やファンデに頼りながら、健康的な婦人を目指します。
 


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