またひと組、理想のハリウッド・カップルの破局が報じられました。ジェイソン・モモアとリサ・ボネット。ジェイソンが8歳のときにTVで12歳年上のリサを観てひとめぼれし、30年越しで実らせた恋。

2020年1月、第77回ゴールデングローブ賞に出席した際のリサ・ボネットとジェイソン・モモア。写真:REX/アフロ

2018年には「世界で最もハンサムな男」ランキング1位に選ばれているジェイソンが、姉さん女房のリサが50代になっても尚、「家ではリサを女神様と呼んでいる」と妻を溺愛しているというエピソードは、私を含む世の中の女性を羨ましがらせ、おとぎ話のようなふたりの結婚は憧れの的でした。過去の記事ではこのふたりのおしどり夫婦ぶりを紹介し 、「男性がひとめぼれした結婚は長続きするという説は本当なのかも」と結論づけたことも。嗚呼、それなのに……。

 

ジェイソン自身がインスタグラムでこの悲しいニュースを発表し、ブラピとアンジージェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲスが破局したときのような衝撃が世間(と私)に走りました。


「私たちはこの変革の時代に、圧迫と変化を感じてきました。革命が起こっており、私たち家族も例外ではありません。地を揺るがすような変化が起きていて、それによって成長しています。そして私たちは婚姻関係を解消するというニュースを発表します」。


ジェイソンとリサの間に、一体何が起きたのか。2005年から交際し、ふたりの子供をもうけた後、2017年に結婚。16年以上連れ添う間にも、「リサはとても可愛い女性。彼女は美しくて、僕は彼女を愛している」(2013年)、「彼女は僕の夢の女性。彼女は天使で驚くべき人物。彼女は神に愛され祝福されている」(2016年)、「もし誰かが何かを不可能だと言ったら、僕はこう言うだろう。『聞いてくれ、僕はリサ・ボネットと結婚した。どんなことだって可能なことがこれでわかるだろう』」(2019年)、と、雑誌のインタビューで毎年のようにリサのことを崇めていたジェイソン。妻への愛は年々深まっているかのように見えたのに……。

変わらぬものなど何もないと知ったアラフィフ世代になっても、やっぱり信じたいのが永遠の愛。年明け早々の思いがけないビッグカップル(しかも妻は自分と同世代)の破局ニュースに気持ちが沈みます。が、しかし。アメリカでもみんなショックを受けているかと思いきや、ネットを見てみると、「ジェイソンがシングルになった!」と喜び勇んでいる人たちも多数いるようです。

お似合いの夫婦だったので、新しい誰かが隣りに並ぶところは今は想像がつきませんが、元夫レニー・クラヴィッツからも今でもリスペクトされているほどイイ女のリサには、きっとまた素敵なパートナーが現れるんだろうなあ。
 


前回記事「SATC続編ドラマ「And Just Like That...」から考える、アラフィフからの人生。【ネタバレあり】」はこちら>>