…は2マス、!の後は1字あける。確認したい統一表記
主に出版業界で採用されており、WEBで書く際も意識したほうがいい記号の表記ルールを3つご紹介します。媒体によってルールは異なりますが、これができていると「お、おぬし素人ではないな」と思われるポイントであり、初めてその媒体で書いたときに赤字修正される可能性が高い箇所とも言えます。
①会話の「」の最後の句点は省く
②三点リーダは2マス分(……)
③!、?マークの後は1マスあける
会話の「」の最後の句点は省く
国語の教科書で習ったのと違うと最初に戸惑うルールに、会話の最後の句点は省くというものがあります。
「さようなら。」と言いました。
↓
「さようなら」と言いました。
文法的には句点をつけても間違いではなく、媒体によっては「。」を入れるところもあると思います。出版業界やWEBメディアでは句点を省くほうが一般的です。
三点リーダは2マス分(……)
省略符(……)は省略をあらわす記号で、三点リーダ(…)を2つ組み合わせて表記します。引用が長い場合にその後を省略したり、余韻をもたせたりする際に使います。中黒(・)や句点(。)をつなげるのは、正式な文章では使いません。
やっぱりダメか……。(○)
やっぱりダメか…。(×)
やっぱりダメか・・・。(×)
やっぱりダメか。。。(×)
ブログやSNS、カジュアルなエッセイなどで親近感を出すために、あえて「。。。」や「・・・」を使うこともあると思います。正式な文章やレポート、記事では「……」を使うクセをつけておけば良いと思います。
!、?マークの後は1マスあける
疑問符(?)や感嘆符(!)の後には、全角スペースを入れます。これも媒体によっては半角スペースで統一しているところもありますし、タイトルなど文字数の制約がある場合はスペースを省略しているケースもあります。
頑張ろう! 彼は拳を高くあげた。(○)
頑張ろう!彼は拳を高くあげた。(×)
ちなみに「!」や「?」は全角の「!」や「?」が一般的です。
!のあとに1マス空きスペースができるので、!や?を使うとカジュアルな印象になるだけでなく、余白も増えます。約物の中でも、パッと見たページ全体の印象に与える影響がとくに大きい記号ですね。使いすぎると品位を下げてしまうので注意が必要ですが、難しい専門用語や漢字の多い文章の場合は「〜と思いませんか? そこで」などと空白を適度に配置する意味で使うこともあります。
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