全員嘘つき––––––。同窓会から始まる恋の予感と、殺人。
『愛しい嘘〜優しい闇〜』(テレビ朝日系/以下、『愛しい嘘』)のキャッチコピーを見た時、これは絶対に面白くなるぞ……と確信しました。大ヒットドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)も、「毎週、死にます」というコピーが話題を集めていましたよね。“全員”や、“毎週”などと言われると、興味をそそられるものです。
現在、第4話まで放送されている『愛しい嘘』は、金曜ナイトドラマ史上最速で100万回再生を突破(※テレビ朝日系)をしたドラマ。作品名や登場人物の名前がTwitterのトレンド上位に入るなどSNSでも大きな話題を集めています。
そんな本作は、“同窓会”をテーマにしたラブサスペンス。愛本みずほ氏による人気漫画『愛しい嘘 優しい闇』を実写化した作品です。中学卒業から14年後に行われた同窓会のあと、仲良し6人組が次々に亡くなっていく事件(?)が勃発する。第4話にして、主要人物2人が命を落としています。それぞれが抱える闇に、人間ドラマの要素が詰まっていて、胸がグッと締め付けられる……。
そこで本稿では、『愛しい嘘』に惹き込まれる理由を、3つの観点から分析していきたいと思います。
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