間違いないおいしさ。「ルコント」の「ポワソン・ダブリル」
1968年、東京・六本木にオープンしたフランス菓子専門店「ルコント」。2010年その歴史に1度幕を下ろしましたが、2013年“新生ルコント”として再出発。日本橋三越や渋谷スクランブルスクエア、松屋銀座などに店舗を構えています。「ルコント」のお菓子の特徴はその“洗練度”。同じ生クリームやカスタードでも、圧倒的にクリアな味でおいしいんですね。私はどちらかというと“辛党”であまりケーキを食べないのですが、「ルコント」に関しては食べていて疲れないので、ときどき自分でも買って食べるほど。
この「ポワソン・ダブリル」のパイも、見かけのかわいらしさとは一線を画す、一流の味。
プチプラで買える、「ダロワイヨ」のポワソンダブリル・スイーツ
1802年創業。フランスを代表するガストロミーである「ダロワイヨ」の「ポワソンダブリル」は、チョコレートとサブレ。中でもこの「ポワソン レ」は、遊び心たっぷりのスイーツで、魚型のチョコレートのおなかの中には“海の生きもの”が! こんなウィットに富んだスイーツはなかなかありません。4月1日のギフトとしてもぴったりです。
この魚のおなかの中に入っている“海の生きもの”だけをセットにしたチョコレートもあります。ノワール(ダーク)、レ(ミルク)、ブラン(ホワイト)のチョコレートで魚、えび、亀などをかたどっています。「ダロワイヨ」の本店があるフランスでは、4月1日の「ポワソンダブリル」と前後して、「パック(イースター/復活祭)」があり、この時期、多くのショコラトリーが卵型やウサギ型、魚型のチョコレートを作ります。卵は生命誕生の象徴、うさぎは多産であることから復活祭のモチーフとなっていますが、魚はギリシャ語で“イエス・キリスト、神の子、救世主”と書いた場合、その頭文字をつなげると“魚”になるため、復活祭のモチーフとして使われると言われています。
そしてこちらは魚型のサブレにチョコチップで目を装飾した“サブレナンテ(フランス・ナント地方に伝わる伝統的なサブレで、サクサクとした食感が特長)”。きちんと鱗が描かれているところも細かいですよね。「フリチュール」もそうですが、こちらも1000円以下なので、ちょっとしたギフトにもおすすめです。
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