新型コロナウイルスの“巣ごもり需要”の影響で、ここ数年売り上げを伸ばしているレトルト食品。その中でも食にうるさい人たちですら買うと言われているのが、麻婆豆腐の素とカレー。麻婆豆腐の素は今から約50年前に日本で発売。以降、時代に合わせて改良が加えられ、今や専門店で食べるのとほとんど変わらないおいしさを再現できるほどになりました。もはや日本の代表的な家庭料理の1つですから、子どもが食べられる辛くないものもありますが、ここでは“大人仕様”の本格麻婆豆腐の素をご紹介します。

 


買い足す材料は商品によってそれぞれ

 

麻婆豆腐の素を使う際、用意するものは商品によって微妙に異なります。基本は
●豚ひき肉
●豆腐
●長ねぎ
●油(ごま油またはサラダ油)
ただし、商品によっては牛ひき肉と書いている場合もありますし、にんにくが材料の中に入っている場合もあります。用意する豆腐も指定がないものがほとんどですが、「陳麻婆豆腐」のように“木綿”指定の場合もあります。しかしこのあたりは家庭料理ですから、私は自由にアレンジして楽しんでいます。

たとえば使う長ねぎの量は大体1/2~1/5本ですが、私はねぎたっぷりが好きなので丸ごと1本使いますし、豆腐もごはんに合わせるときは口当たりなめらかな絹、お酒に合わせる“つまみ的”な食べ方をするときは食べ応えがある木綿にするなど“自分好み”にしてしまっています。

 
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