瞑想することで悩みやストレスを減らし、脳を活性化させる「マインドフルネス」。仕事のパフォーマンスを上げる手法として近年注目されていますが、皆さんは試されたことはありますか?
ちなみに、筆者は心を落ち着かせたいときや考えをまとめたいときなどに、スマホのアプリを使ってマインドフルネスを行っています。噂に違わず素晴らしいリフレッシュ効果が得られますが、ベッドに横たわって目をつぶり、アプリの音声を聞きながら行うので、場所が限定されてしまうのが少々ネックでした。
職場や外出先でも他人の目を気にせずマインドフルネスをやれたら─そんな思いを抱いている人も多いと思いますが、それを実現させてくれるのが、『心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート』で紹介されている「ジャーナリング」という手法です。“書く瞑想”とも言われるジャーナリングは1回につき5分程度で済むという手軽さが魅力で、マインドフルネスの入門編としてもよいのではないでしょうか。
今回は本書の中から、ジャーナリングの基本的なやり方と、「自己肯定感を高める」「性別・年齢へのプレッシャーから解放される」という二つの実践例を抜粋してご紹介します!
ペンと紙があればすぐに実践できる「ジャーナリング」
「ジャーナリング」は、そのシンプルさにもかかわらず、次のようなさまざまな効果が聞かれています。
●免疫力の向上
●睡眠の改善
●不安の減少
●ストレス耐性の向上
●集中力の向上
●パフォーマンスの向上
ジャーナリングとは、今ある自分自身の状態に気づき、言葉にしていく作業です。ペンと紙があればいつでもどこでも実践できます。
① ウォーミングアップとして、3呼吸のマインドフルネスを行う
② 与えられたテーマに沿って、または心に浮かぶことをありのままに書く
③ 書く時間(制限時間)は5分を基本とする
①のウォーミングアップは、「考えない」ための準備です。「考えずに書く」ことは意外と簡単ではありません。そこで、その準備としてウォーミングアップが必要です。短い時間でできますし、リラクゼーションをうながしてくれますから、ぜひ実践してみてください。
①背筋を伸ばし姿勢を整える
(椅子に浅めに腰掛け、背もたれは使わない)
②1回目の深呼吸で、呼吸に注意を向ける
(鼻からゆっくりと息を吸い、吸った時間よりも長い口から息を吐く)
③2回目の深呼吸で、身体の力が抜けてリラックスするのを感じる
④3回目の深呼吸で、「今何を大切にするか」直感を受け止める
※必要に応じて、3回~10 回深呼吸を繰り返してもよい
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