理由もなく涙が出てくる、好きだったことを
する気にならない。そうなったら医療機関へ
女性がメンタルの不調に陥るときは、気分がふさいでうつっぽい、何もないのに泣けてくる、イライラして人にあたってしまうというような状態になることが多いです。
メンタルの病気の代表がうつ病ですが、女性は男性の約2倍、うつ病になりやすく、そもそも女性はメンタルの不調に見舞われやすいと言えます。
その大きな理由となっているのが、女性ホルモンの影響です。
このことは、女性が人生の中でうつ病が発症しやすい3つのタイミングを知るとわかりやすいでしょう。
女性がうつに陥りやすいのは、生理前、産後、更年期
ひとつめの時期は生理前で、この時期に起きるイライラや落ち込みなどのメンタルの不調がPMS(月経前症候群)です。
女性ホルモンのエストロゲンには、メンタルの安定を保つ作用があるのですが、生理前はエストロゲンが減るので、メンタルが不安定になるのです。
2つめの時期は産後。妊娠中は胎盤から大量のエストロゲンが分泌されますが、産後に胎盤を失うとエストロゲンがほぼゼロになるため、うつ状態になりやすいのです。
そして3つめの時期が更年期。この時期はエストロゲンの分泌量がアップダウンを繰り返して徐々に減っていくので、イライラや 落ち込み、更年期うつなどの心の不調が起きやすくなります。
このように女性はエストロゲンの変動によってメンタルの不調が起きやすいのですが、調子の悪さに自分ではなかなか気づけないこともよくあります。
そこで知っておいていただきたいのが、症状の重いメンタル不調の2つのサイン。
まずひとつが、特に何かがあったわけでもないのに涙が出てくることです。
これは、産後のお母さんから聞くことが多いです。
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