その落ち込み、
睡眠不足の可能性あり
イライラしやすかったり、落ち込みやすくなったり、やる気がなくなったり。
このようなメンタルの不調は、女性ホルモンの変動によっても起きやすくなりますが、もうひとつ、大きな原因となるのが睡眠不足です。
更年期の女性には、睡眠に不満を感じてる人が多数
もともと日本人は、ほかの国々の人より睡眠時間が短いというデータがあります。
更年期の女性にも、睡眠に不満を感じている人が多いというデータがあり、特に多い問題が、やはり睡眠時間の不足です。
更年期の女性は、仕事に、育児に、親の介護にと忙しく、睡眠時間を削ってしまう人が多いのです。
睡眠不足がもたらす弊害は、想像以上に大きい
睡眠時間を削ってしまうのは、「睡眠=ただ寝ているだけの時間」と軽く考えているせいもあるでしょう。
でも、睡眠には、成長ホルモンの分泌を促し、それによって日中に受けた体と脳のダメージを修復するという重要な役割があります。
それだけでなく、睡眠時間が不足すると多くのトラブルが起きてしまいます。 睡眠不足によって起こるメンタルのトラブルは、わかっているだけでもいくつもあって、まずひとつが、ストレスがたまりやすくなること。
ストレスがあると、“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの値が増え、攻撃性が増しますが、このコルチゾールは、睡眠中の深い眠りであるノンレム睡眠のときに減少します。
ストレスがあってもぐっすり眠ったら、翌朝、「ま、いっか」と思えるのもそのためです。
でも、睡眠不足だとストレスが解消されず、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。
また、睡眠不足だと、うつ症状の発症リスクが2倍になるというデータがあります。
そのほか、集中力が低下するので、ミスが増えやすくなり、いつもと同じ課題を こなすのにも時間がかかることも。
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