ファッションスタイリスト佐藤佳菜子さんが日常のおしゃれについてのアイデアや思いを綴る連載です。
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先日はインスタライブをご視聴いただき、ありがとうございました。あとから見たら、電波のせいか、画面がコマ送りのようなままお届けしていて、わたしは壊れたマリオネットのようで唖然としました。お見苦しくてすみません。マリオ放送にも関わらず、たくさんのコメントを寄せていただいてありがたいです。
こんなことを書いていたら、頭の中に氷室京介さんの声が流れてきているので、この後、鼻歌に反映されてしまう可能性が大。『マリオネット』をハミングする40歳って、なんだかロック。
あぁ、まずい、また今のところ、ほとんどくだらないことしか書いてない。
最近は暑いですねとか寒いですねとか、そんなことを長々と話す気持ちは毛頭ないのですが、さすがにこの、あべこべあべこうじな気温で、毎日の服選びがほとんど賭け。勝つか負けるかは運次第。今日はタートルのカットソーにシルクのキャミワンピースを合わせたのですが、タートル部分は負けて、シルク部分は予想以上の勝ち。インナーはTシャツでよかった。
ただ!!! 奥様。ドレスが当たる脚はすぺすぺ、しっとり、ひんやりで本当に気持ちがよかった。これは、夏に一枚でもかなりごきげんに違いないという発見です。シルクの良さを再確認。「シルク」と「シルクっぽいもの」の間には、とんでもないくらい大きな差がある。リアルは通気性がよくて涼しいけれど、フェイクはめちゃくちゃ暑い。これは大人が投資するに値する本物のよさ。今日、歩きながら、その肌触りと感触の気持ちよさに、なんどもなんども心が癒された。四十路の心を癒してくれるものは、もうなんだって尊い。
アレ。上の写真をよくみたら、ピグミがとんでもなく邪悪な顔をしていた。顔チェックしなくてごめん、ピグミ。
でも、このピグミはまるまるとした健康優良児のホワイトアスパラガスみたいだし……。
これは、枝の上で休むナマケモノ……ちょっと! ピグミ、ちゃんとして! もう暑くなってきたので、ピグミはこのあたりからは全裸で失礼します。先日、妹から送られてきたピグミの写真。そこには気難しいウサギがいたけど、わたし、なにと住んでいるんだっけな。
みなさま、今週も残りわずか、元気出して頑張りましょう。
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文/佐藤佳菜子
構成/高橋香奈子
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