1年365日ほぼおやつを食べているミモレブロガーの山根亜希子さん。好きが高じて、2021年末は「mi-molletおやつアワード」の審査委員長を務めました。ブログで綴られるように、週末はおやつを求めて喫茶店やカフェに赴くことも多い山根さん。
「私にとっての喫茶室は、美味しいおやつを楽しむだけでなく、気持ちを整える場所でもあります。心がざわざわする時も、ここに行くと穏やかな自分を取り戻せる、そんな場所を紹介したいと思います」
ずっと通い続けたいお気に入りを教えてもらいました。
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美味しいスイーツと紅茶、優雅な雰囲気を味わえるアフタヌーンティーは大人気です。「ヌン活」なんて言葉もあるほど。もちろん私も大好き！ 素敵なアフタヌーンティーはたくさんありますが、私の不動のベストワンは「ジュリスティールーム」です。
最初の出会いは2009年、イギリスのコッツウォルズ。その前の年、たまたま目にした新聞記事がきっかけでした。内容は、英国のティーギルドが定めるベストティールームの称号「TOP TEA PLACE 2008」を、外国人で唯一受賞した日本人がいるというもの。いたく感動して、当時はまだ私の中でイギリスにあまりよいイメージがなかったにも関わらず、翌年の旅先をイギリスにしました。
コッツウォルズの「ジュリスティールーム」は、シェフの宮脇樹里さんとご両親が営まれていて、葡萄棚のあるコンサバトリーやバーレイの器と、何もかもが素敵で！ 樹里さんが焼くスコーンやヴィクトリアサンドケーキにもすっかり魅了されてしまい、2013年にもう一度、コッツウォルズのお店を尋ねたほど。
その後、2016年にコッツウォルズのお店を閉店し、2017年に帰国されると日本橋三越本店内に樹里さんがブランドオーナーを務める「ジュリスティールーム」がオープン。そして2022年3月には、樹里さん自らがスコーンやケーキを手作りし、お父様の宮脇巌さんがサービスを担当する麻布十番店が誕生しました！
麻布十番店には、コッツウォルズ時代のお店で使われていた懐かしい家具や器もあり、訪れるたびに（取材以外にすでに３回お邪魔しています……）イギリスに来ているような気持ちになれます。
いただくケーキやお店の雰囲気もそうですが、サービスをして下さるお父様のお話がまたイギリス気分をさらに高めてくれます。というのもお父様は英国観光庁公認ガイドの資格もお持ちで、本当にお詳しく、楽しいエピソードを教えてくれるんです（そもそも、お父様が仕事で訪れたコッツウォルズに魅了されて移住をしたのが、イギリス時代のジュリスティールームの誕生のきっかけ）。
と、前置きが長くなってしまいましたが、ジュリスティールームのアフタヌーンティーを詳しくご紹介しますね。
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